お身拭い(薬師寺)
お身拭い
お身拭いとは「仏さまのほこりを掃う」ことを指します。県内でも東大寺や唐招提寺、法隆寺などで行われる行事ですが、基本的に年に1度の行事です。しかし薬師寺では年末の12月29日と修二会前の3月23日の年2回行われます。
年末のお身拭いは午前中に正月用のお餅をつき、その時に使用したお湯を使って僧侶が仏像の体を浄布で拭き清めます。
また3月のお身拭いは最も重要な行事に位置付けられる修二会の始まりとされ、その行事の意味合いは非常に重要です。
修二会についてはこちら↓↓
日程・場所
【日程】3月23日 13時〜
12月29日 13時〜
【場所】薬師寺金堂 他
お身拭いの様子
お身拭いが始まる前にまず金堂にて法要が営まれます。僧侶たちが裏口より入堂し、お経を唱えたのちに青年衆らと共にお身拭いが金堂から始まり、その後各お堂でも行われます。
薬師寺とは
薬師寺は、南都六宗の一つである法相宗の大本山です。天武天皇は皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。薬師三尊像や、東塔・西塔などその見た目の美しさから日本で最も美しいと寺院とも称されています。世界遺産「古都奈良の文化財」の一つとして登録されています。
詳しくはこちら↓↓
近くのおすすめスポット
【唐招提寺】
唐招提寺の創建は759年に唐から日本で初めて正式の戒律を伝えた鑑真和上です。純粋な律宗の研修道場として当初は「唐律招提」と称し、勅願を賜ってから「唐招提寺」となりました。毎年5月19日の「うちわまき」は特に有名な行事です。
詳しくはこちら↓↓
【蕎麦戯・さか本】
薬師寺と唐招提寺の間にある蕎麦屋です。他では滅多に食べられない本格的な十割そばがいただけます。あまりの美味しさに西の京へ立ち寄った際はほぼ毎回お邪魔しています。
詳しくはこちら↓↓
【養天満宮】
薬師寺と唐招提寺の中間地点に鎮座する神社です。線路を渡ったその瞬間から境内となる少し変わったところもあります。しかし参拝する人はほとんどおらず、ひっそりとした神社です。
詳しくはこちら↓↓
アクセス
<住所> 奈良県奈良市西ノ京町457
<電話> 0742-33-6001
<入山時間> 8:30~17:00
<拝観料>
通常拝観券(白鳳伽藍のみ):800円
通常拝観券(白鳳伽藍+玄奘三蔵伽藍):1,100円
共通拝観券(通常拝観券+西塔・食堂):1,600円
<駐車場> 有料駐車場あり 500円
自動車をご利用の場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km
電車をご利用の場合
近鉄西ノ京駅からすぐ