陀々堂の鬼走り
陀々堂の鬼走り
念仏寺の本堂は陀々堂と呼ばれ、ここでは毎年1月14日に陀々堂の鬼走りが行われます。この行事の起源は分かっていませんが、行事で使われていた鬼面に文明18年(1486)の年号があり、少なくともその頃からは存在しています。
修正会の結願としての行事であり、燃えさかるたいまつを振りかざした父鬼・母鬼・子鬼の3匹の鬼が堂内を走り、住民の災厄を払います。
鬼走りは昼と夜の2回行われますが、昼の部では松明に火が灯りません。ちなみに松明は重さ60kgほどあり至近距離での鬼が走る姿は迫力満点です。
日程
【日程】1月14日
【場所】念仏寺本堂(陀々堂)
当日のスケジュール
13時半 | 大般若経転読 |
16時 | 昼の鬼走り(松明無点火) |
16時15分 | 子ども鬼走り |
16時半 | 福餅まき |
19時 | 息災護摩供(堂内) |
19時半 | 柴灯護摩供(境内) |
21時 | 鬼走り(松明点火) |
念仏寺について
茅葺の屋根が特徴的な本堂(陀々堂)の念仏寺です。堂内には本尊・阿弥陀如来像を安置します。詳しい創建は不明ですが、所蔵する什物や伝承から平安末期〜鎌倉初期には真言宗の寺院として創立していたと考えられています。
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行事の様子
松明
福餅
鬼走り
鬼走り
お土産に
鬼走り行事の名物土産として瓦焼きせんべいが売られています。パッケージやせんべいから「陀々堂の鬼走り」と一目で分かるデザインになっており多くの人が購入しています。
味ももちろん美味しいです!
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アクセス
<住所> 奈良県五條市大津町177
<駐車場> 当日は上野公園駐車場(上野町246)になります。
電車・バスでお越しの場合
JR大和二見駅から タクシーで10分程度 ※徒歩の場合30分