井上神社
井上神社
聖武天皇の皇女である井上内親王とその子・他戸親王を祀る神社です。
延暦19年勅命によりこの地に社を霊を祀りました。宝徳2年(1450)に元興寺と興福寺が争い類焼し、翌3年に元興寺が現在の薬師堂町に御霊宮とし、その後、焼け跡に民家が連なるようになり、町民により祠が作られ、二柱の御霊を慰めるとともに、町内の安全を祈願し今日に至ります。
御祭神:井上内親王・他戸親王
例祭:9月15日
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3つの神社
奈良の町には南の出入口として三つの街道があり、疫病の侵入を防ぐための御霊会が営まれ、上つ道に早良親王を祀る崇道天皇社、中つ道に井上皇后を祀る井上御霊社(現・御霊神社)、下つ道に他戸親王を祀る他戸御霊社(井上神社)が造営されました。
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近くのおすすめスポット
【崇道天皇社】
史書によると、怨霊を鎮めるために祀った御霊神社の一つです。南都八所御霊の一座として御霊会が行われています。かつては当社の隣の璉珹寺の鎮守として祀られ、また御霊神社とともに南都二大御霊社とされています。
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崇道天皇社の隣に建つ璉珹寺です。天平年間に聖武天皇の勅願で行基により開基され、平安時代に紀有常により改めて伽藍を建立され再興されたと伝わっています。毎年5月にご開帳となる阿弥陀如来像は必見です。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市井上町13
<駐車場> なし(近隣にコインパーキングあり)
電車・バスでお越しの場合
JR・近鉄奈良駅よりバス市内循環線「田中町」下車徒歩1分