秋夜の奈良旅(元興寺)
秋夜の奈良旅(元興寺)
奈良市では11月、秋の夜を満喫できる催しが金曜日と土曜日に行われます。奈良市内では世界遺産である元興寺・興福寺・春日大社が夜間特別参拝を行なっており、普段は見ることのできない夜の世界遺産を満喫できます。
元興寺では、暗闇に浮かぶ国宝・極楽堂(本堂)の堂内を特別に参拝できます。また、普段は非公開の国宝・禅室の一部の扉が開扉され、堂内に展示された秘蔵の須田剋太画伯の大作品が灯りに照らされます。
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開催日時(2021年)
日時:11月4日(金)、5日(土)、11日(金)、12日(土)、18日(金)、19日(土)、25日(金)、26日(土)
時間:18:00~20:00
拝観料:500円
場所:元興寺極楽坊
境内の様子
【極楽堂(本堂)】
元興寺の極楽堂(本堂)です。奈良時代の往生人智光、礼光両法師の禅室として、また、百日念仏講衆の往生極楽院として極楽堂、智光法師感得の浄土曼荼羅が祀られたので曼荼羅堂とも呼ばれました。
堂内には本尊・智光曼荼羅(重要文化財)が安置されています。
【禅室】
元興寺旧伽藍の東室南階大房(僧坊)遺構、四房(室)分を伝えています。ここは僧侶が起居し、学修した官大寺僧坊の遺構で、平面図や雰囲気をよく保っています。建築様式としては鎌倉時代の大仏様を示していますが、構造材は奈良時代以前の古材を多く再利用されています。
普段は非公開ですが、今回は一部の扉が特別に開扉されています。
【禅室に飾られている作品】
【浮図田】
境内にある2500基の石塔・石仏を総称して浮図田(ふとでん)と呼びます。浮図田は寺内および周辺地域から集まったものです。鎌倉時代から江戸時代にかけてのものが多く、当寺や興福寺の人々、近在の人達が浄土往生を願って建てた石仏供養塔です。
【竹あかりオブジェ】
近くのおすすめスポット
【御霊神社】
ならまちはかつて元興寺の境内であったため御霊神社も史書によれば元興寺御霊神社とも呼ばれていました。近年では恋愛成就の神社として人気のスポットです。
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【春日庵】
明治三十年の創業以来「さつま焼」一筋のほほえましく「わび」「さび」の風情が愛され茶席にも好んで用いられている和菓子です。2階では茶房もしており、さつま焼きやわらび餅、カキ氷などをすぐ横の元興寺を眺めながらいただくことができます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市中院町11
<電話> 0742-23-1377
<拝観日> 2021年10月と11月金曜・土曜日
<拝観時間> 18:00〜20:00(受付は19:40)
<拝観料> 大人:500円
<駐車場> 近隣にコインパーキングあり
電車・バスでお越しの方へ
近鉄奈良駅から徒歩15分、またはJR奈良駅徒歩20分