長屋王邸跡



長屋王邸跡

長屋王邸復元図

発掘中の長屋王邸

商業施設「ミ・ナーラ」のあるこの場所は、奈良時代の初めに、正二位左大臣であった長屋王の邸宅があった場所です。1986年から1989年にかけて、そごうデパートの建設予定地で奈良文化財研究所による発掘調査が行われ、大量の木簡群(長屋王家木簡)とともに発見され、長屋王邸と判明しました。木簡は現在平城宮跡資料館にて展示されています。

長屋王の邸宅は平城宮の東南に隣接し、約6万㎡もの広さでした。内部は王の共住地区、王家の事務所地区、使用人住居地区など数ブロック区画されていました。

長屋王の住居は面積360㎡の掘立柱建物で、天皇の住居である平城宮内裏正殿に次ぐ広さでした。

長屋王について

長屋王は、奈良時代初期の皇親政治家で、神亀元年(724)に最高職である左大臣に就任し、聖武天皇を支えながら政治を行っていました。

長屋王は壬申の乱で活躍した高市皇子の長子で、夫人の吉備内親王とともに天武天皇の皇孫にあたります。神亀6年(729)2月10日に、皇位継承に絡み、謀反の疑いで館を囲まれ、夫妻と4人の皇子が自殺に追いやられました。

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長屋王墓

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平城宮跡

アクセス

<住所> 奈良県奈良市二条大路南1丁目3−1(ミ・ナーラ)

<駐車場> 有料駐車場あり(ミ・ナーラ)

電車でお越しの場合
近鉄新大宮駅より徒歩13分



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