新宝蔵の免震工事(唐招提寺)
新宝蔵の免震工事(唐招提寺)
奈良市の唐招提寺では、宝物収蔵庫「新宝蔵」で昨年9月から始まった免震工事が3月に終わる予定です。今回の免震工事により震度7の地震も受け流し、仏像が大きく揺れるのを抑えることが可能となりました。
先日の東北での大地震など日本は地震大国として、全国どこでも大地震が起こり得るため今回の免震工事は今後の地震に備える意味でとても重要な意味を持ちます。
唐招提寺の説明によると、2018年の大阪北部地震では寺の薬師如来立像(国宝)などの仏像が約1分間も揺れ続けました。この地震により倒落のリスクが高いとして、文化庁と奈良県と話し合い、約1400万円かけて免震台を導入することを決め、今回に至ります。
3月の工事完成後もコロナ禍などのため一般公開の予定は決まっておりませんが、公開される時が楽しみです。
唐招提寺について
創建は759年に唐から日本で初めて正式の戒律を伝えた鑑真和上です。純粋な律宗の研修道場として当初は「唐律招提」と称し、勅願を賜ってから「唐招提寺」となりました。毎年5月19日の「うちわまき」は特に有名な行事です。
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近くのおすすめスポット
【薬師寺】
世界遺産薬師寺の創建は680年、天武天皇は皇后の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。698年に完成しましたが、天武天皇は完成を見ることなく亡くなりました。710年に都が平城京に移ると、薬師寺も718年に現在の地に移りました。
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【西方院】
西方院は唐招提寺奥の院とも呼ばれる寺院で、唐招提寺から徒歩5分のところにあります。鎌倉時代の寛元年間(1243年-1246年)頃、慈禅によって創建されたとされています。拝観は予約制です。
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【蕎麦戯・さか本】
薬師寺と唐招提寺の間にある蕎麦屋です。他では滅多に食べられない本格的な十割そばがいただけます。あまりの美味しさに西の京へ立ち寄った際はほぼ毎回お邪魔しています。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市五条町13−46
<電話> 0742-33-7900
<入山時間> 8:30~17:00
<拝観料> 1000円
<駐車場> 有料駐車場あり
自動車をご利用の場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km
電車をご利用の場合
近鉄西ノ京駅から700m