仏生会(興福寺)
仏生会
仏生会とは釈迦の誕生を祝う仏教行事です。正式名は灌仏会(かんぶつえ)といい、一般的に仏生会・花会式・花まつりとして知られています。
仏生会では、釈尊誕生の日とされる4月8日に花御堂という、いろいろな花で飾った小堂を境内に設け、これに誕生仏の像を潅仏盤と呼ぶ水盤上に安置し、その頭上から僧侶や参詣者が竹の柄杓で甘茶を注ぐのが一般的です。
誕生仏と呼ばれる仏像は右手を上に、左手を下に指差していますが、その由来として、釈迦は摩耶夫人の右脇から生まれると、七歩すすんで右手を挙げて天を指し、左手を垂下して地を指し、「天上天下唯我独尊」と唱えられたといわれ、誕生仏とは、この姿をあらわしたものです。
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日時・場所
日:4月8日
時間:10時より法要
場所:南円堂前
法要の様子
法要は10時より花御堂の前で法要を厳修します。法要後には花御堂に祀られた誕生仏に竹杓で甘茶を灌ぎます。甘茶の振舞いもあります。
興福寺について
世界遺産「古都奈良の文化財」の一つとして登録されている法相宗大本山の寺院です。西国三十三所の第九番札所や阿修羅像で知られる寺院ですが、見所はそれらだけではなく、特に国宝仏像は全国の13%が興福寺の仏像です。平成30年10月には中金堂が落慶しました。
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近くのおすすめスポット
【東大寺の仏生会】
当日は東大寺でも仏生会が8時から行われています。興福寺が10時から法要が始まりますので、上手にまわれば両寺院の法要が見れます。
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【采女神社】
猿沢池畔に鎮座する神社で、春日大社の境外末社です。例祭を除き、普段は閉められている神社ですから多くの人は未参拝の神社かもしれません。しかし例祭「采女祭」の際には開いておりどなたでも参拝することができます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市登大路町48
<電話> 0742-22-7755
<拝観時間> 9:00〜17:00(受付は16:45まで)
<拝観料>
中金堂 500円
東金堂 300円
国宝館 700円
共通券(東金堂+国宝館)900円
<駐車場> 有料駐車場あり
<HP> https://www.kohfukuji.com/
電車をご利用の場合
近鉄奈良駅より徒歩5分
JR奈良駅より徒歩15分