春日若宮お砂持ち(春日大社)
春日若宮お砂持ち
春日若宮おん祭で知られる春日若宮では、20年に一度の社殿を新築する「式年造替」が進められ、令和3年4月23日には「假殿遷座祭」を斎行、若宮様は御仮殿にお遷りになりました。およそ一年半の御修繕期間を経て、本年9月末に完成し、10月28日には、再び美しくなった御殿に若宮様がお戻りになる「本殿遷座祭」が執り行われます。
その総仕上げとして、崇敬者の 皆様の手で若宮内院に白砂をお納めいただく「お砂持ち」 行事を実施いたします。平成28年の本殿の式年造替でも同じ行事が行われ、画像1枚目の袋に画像2枚目の砂(小石)を詰めて社殿周りに納めます。
記念品として使用した袋がいただけます。
日程・場所
日にち:10月1日~10月10日
時間:10時、11時、13時、14時
受付場所:着到殿前特設テント(二之鳥居をくぐって東へ100m)
初穂料:2,000円(特別記念品付)
春日若宮について
御祭神:天押雲根命
御神徳:知恵と生命の神様
御例祭:12月17日
若宮神社本殿、若宮神社拝舎(重要文化財)
天押雲根命は春日大社の第三殿、第四殿の御子神様で、長保5年(1003)にご誕生になり、長承4年(1135)に御本社南の現在の地に御鎮まりになりました。その当日にはご遷座を祝い、御造営を望まれた鳥羽上皇の春日御幸があり、関白・藤原忠通公やその父の前太政大臣・藤原忠実公をはじめとする大行列が奈良に下向しました。その翌年の保延2年(1136)、疫病や飢饉を治め、天下泰平、五穀豊穣、万民和楽を祈願して、ご例祭である「春日若宮おん祭」が始まりました。以来およそ900年以上も続く県内最大のお祭りです。
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若宮15社巡り
若宮周辺は昔、参詣に訪れた人々が様々な思いを胸に、神めぐりをした場所として伝えられています。
この辺りは、人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守りくださる神々が、若宮様を中心にお鎮まりになられており、若宮社を含む15社を巡拝することができます。全て巡拝すると特別な御朱印がいただけます。
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春日大社について
世界遺産「古都奈良の文化財」であり、 奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願する為に創建され藤原氏の氏神を祀ります。全国に約1000社ある春日神社の総本社で、主祭神:武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としています。
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近くのおすすめスポット
【国宝殿】
春日大社が所有する国宝352点、重要文化財971点をはじめ多くの文化財を所蔵し展示する宝物館です。春日大社は、所蔵文化財の多くが平安時代製作の宝物であり、当社にしか残っていないものがたくさんあることから「平安の正倉院」とも称されています。
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【萬葉植物園】
約300種の萬葉植物を植栽する、 日本最古の萬葉植物園として春日大社参道にあります。
特に春日大社を代表する「藤」は20品種・ 約200本もの藤の木が植栽され、見ごろの季節には多くの人が訪れます。
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【春日荷茶屋】
春日大社の参道に美しいお庭を眺めながら季節の万葉粥が食べられるお店があります。万葉粥は昆布だしの白味噌仕立てでとても美味しく多くの人が訪れます。
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【月日亭】
古来より春日大社の神域として保護され、世界遺産「古都奈良の文化財」にも登録されている「春日山原始林」のなかに静かに佇むミシュランガイド6年連続掲載の宿「月日亭」です。四季が織りなす風情の彩りを眺めつつ、季節の素材を巧みに生かした伝統の本格派会席料理を堪能できます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市春日野160
<電話> 0742-22-7788
<入山時間>
冬期(10月~3月)6:30~17:00
本殿前特別参拝は、9:00~16:00
夫婦大国社 9:00~16:30
<駐車場> 有料駐車場あり 1000円
<HP> https://www.kasugataisha.or.jp
電車・バスをご利用の場合
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)約11~15分、
「春日大社本殿」下車すぐ または
奈良交通バス(市内循環外回り)約9~13分「春日大社表参道」下車、徒歩約10分