子出来おんだ祭(六縣神社)



子出来おんだ祭

川西町の六縣神社では、毎年2月11日の夜に平安時代後期から伝わるユニークな御田植祭「子出来おんだ祭」が行われています。五穀豊穣を祈る農作業の所作で、夫婦愛と子孫繁栄を祈るもので、太鼓を使う一風変わった出産の所作が見どころです。(県指定・無形民俗文化財)

日程・場所

日にち:2月11日

時間:18時〜

場所:六縣神社拝殿

六縣神社について

川西町に鎮座する六縣神社(むつがた)です。曽我川の右岸堤に接した形で400坪もの境内が広がります。旧村社で、元は「六所明神・保田(ほた)明神」と呼ばれましたが、神殿に六面の神鏡がかかっていたことから、明治初期に「六縣神社」に改められ現在に至ります。

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六縣神社



神事の様子

子出来おんだ祭は当社で行われる御田植祭です。妊婦の出産の所作が伴うことから「子出来おんだ」とも呼ばれます。

所作は、水見回り→牛使い→施肥→土こなげ→田植→田螺拾い→妊婦の弁当運びと安産の神事→種まき

上記の所作と掛け合い言葉の順に演じられます。また田螺拾いまでの所作では子供が風の役割を持ち、各所作の最後に演者に覆いかぶさるように叩きます。

妊婦の弁当運びと安産の神事では、本厄の男子が太鼓を腹に忍ばせ妊婦に扮して弁当を夫のもとに運ぶ所作を行った後、神主との問答が始まります。陣痛が始まり腹に忍ばせていた太鼓を放り出し、それを取り上げた神主が太鼓をたたきます。

最後は種まき神事が行われ御田植祭(子出来おんだ祭)は終わります。

水見回り

覆い被さる子供たち

牛使い

施肥

土こなげ


田植

田螺拾い

妊婦の弁当運び

出産

種まき



近くのおすすめスポット

【富貴寺】

当社の神宮寺として同じ境内に建つ真言宗豊山派の寺院です。貞観年間(859〜877)に道詮律師によって建立されたと伝えられます。本堂・本尊・本尊脇侍は重要文化財に指定されています。

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富貴寺

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廣瀬大社

【定林寺】

廣瀬大社の西側・城山古墳の北側にある寺院で、廣瀬大社に伝わる『和州廣瀬郡廣瀬大明神之圖』には「定林寺」が描かれています。2月11日は予約不要で誰でも拝観できますが、他の日に拝観を希望される方は、事前に河合町生涯学習課まで連絡してください。

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定林寺



アクセス

<住所> 磯城郡川西町保田30

<電話> 0745-44-2214(川西町教育委員会社会教育課)

<駐車場> なし

電車・バスでお越しの場合
近鉄池辺駅から徒歩約25分
近鉄結崎駅から徒歩約50分
平日のみ結崎駅から川西町コミュニティバス川西こすもす号で保田公民館前下車、徒歩約1分



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