藤ノ木古墳



藤ノ木古墳

藤ノ木古墳とは6世紀後半に作られた円墳です。発掘調査結果から、径約50メートル、高さ約9メートルの円墳であることが判明し、さらに未盗掘の古墳であったため当時の歴史を知る上で大変貴重な資料でもあります。

被葬者の正式な名前、家柄は不明ですが、前方後円墳でないこと、副葬品が多いことを考えると大王ではないもののそれに準ずる権力を持った人物だと推測されています。毎年春と秋に2日間ほど特別公開があります。

令和5年 春期特別公開について

令和5年の春期石室特別公開は下記日程で行われます。また本特別公開は事前申し込み制となっています。

公開日:令和5年5月13日(土)・14日(日)10時~16時

場所:史跡藤ノ木古墳

参加費:無料

申込受付期間:4月22日(土)~30日(日)※当日消印有効

申込方法:往復はがきに住所・氏名・電話番号(代表者)・希望時間(第三希望まで)・参加人数(最大5名)

申込先:〒636-0114 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1-11-14「斑鳩文化財センター石室特別公開係」

2人の被葬者

石棺(レプリカ)

一つの石棺から二人が埋葬されていたことが判明し謎を呼ぶ古墳でしたが、埋葬者は『日本書紀』が記す587年6月の暗殺時期と一致することなどから、聖徳太子の叔父で蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子と、宣化天皇の皇子ともされる宅部皇子の可能性が高いと考えられています。

石棺の石材は二上山の白色凝灰岩、大きさは約235×130×97cmであり、蓋は約230×130cmで、厚さが約52-55cm



斑鳩文化財センター

藤ノ木古墳から徒歩2分ほどのところにある斑鳩文化財センターでは藤ノ木古墳から出土した代表的な副葬品のレプリカの展示をしています。さらに映像ホールでは藤ノ木古墳や斑鳩町についてわかりやすく学習することができます。

副葬品

金銅製鞍金具

金銅製靴

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斑鳩文化財センター

コスモスの名所

またコスモスの名所としても知られ、古墳の周辺にはたくさんのコススモスが咲いています。

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コスモスの名所



近くのおすすめスポット

【法隆寺】

現存する日本最古の木造建築物と知られ、1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」として世界遺産に登録されています。多くの国宝を有し、国内では1ヶ所における国宝建築物、国宝仏像が共に1番多く指定されています。また春と秋には秘仏公開や寺宝展が行われ多くの人が訪れています。

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法隆寺

【中宮寺】

法隆寺夢殿の横にあるのが中宮寺です。当寺の国宝・菩薩半跏像はあまりにも有名です。また大和三門跡寺院の一つでもあります。現在でこそ小さな寺院ですが、創建時は現在地より少し離れたところにあり現在は中宮寺史跡公園となっています。

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中宮寺

【法起寺】

聖徳太子が法華経を講じた「岡本宮」を寺にに改めたものと伝えられ、太子御建立七ヵ寺の一つに数えられる国内最古級の寺院です。現存する国内最古の三重塔や、重要文化財に指定されている十一面観音像、秋にはコスモスが一帯を彩るなど見所たくさんの寺院です。

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法起寺



 

アクセス

<住所> 奈良県生駒郡斑鳩町 法隆寺西2丁目1795番地

<駐車場> なし

電車・バスでお越しの場合
法隆寺駅からバスで5分(法隆寺門前下車)
法隆寺門前から徒歩で10分



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