吉野神宮
吉野神宮
吉野山の麓にある神社です。奈良県で「神宮」の称号は石上神宮、橿原神宮とこの吉野神宮だけです。比較的新しい神社ではありますが、吉野の名に恥じぬ桜の名所と知られます。また展望がよく、ここから葛城、金剛の山並みが見渡せます。
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歴史・御祭神
明治22年明治天皇は後醍醐天皇の偉業を深く偲び、吉野神宮の創立を命じました。明治25年に執り行われた鎮座の際には霊代の奉納と共に、それまで吉水神社に奉安されていた後醍醐天皇の尊像も吉野神宮の本殿に奉還されました。本殿・拝殿・神門はかつて後醍醐天皇が京都の御所へ帰還される事を熱望されていた心情を汲んで、京都の方角を向き、北向きに建てられています。社殿等は昭和7年に建てられました。
【御祭神】後醍醐天皇
境内の四季
千本桜として知られる吉野ですが、吉野神宮も例外ではなく桜の名所です。しかしメインスポットである下千本〜奥千本に属していない為、春でも意外と空いている穴場です。秋には紅葉が境内一面を彩ります。
春【見頃:4月上旬】
秋【見頃:10月中旬〜11月上旬】
摂社
摂社の建物は一見は一つですが、御影・船岡・滝桜の3社が並んでいます。
祭神は南朝方で活躍した、日野資朝、日野俊基、児島範長、児島高徳、桜山茲俊、土居通益、得能通綱を祀っています。
また拝殿には和傘や奉納された折り鶴が参拝客を出迎えてくれます。
厄割玉
拝殿手前に「お祓い石」があります。御祭神である後醍醐天皇は「(折れない心)」で困難なことに立ち向かい様々なことを成し遂げました。その心にあやかり、あなたの悩みや悪い気などを「厄割玉」に移し、お祓い石に投げ厄難を打ち砕きます。
【作法】
・玉に息を吹きかけ悩みや悪い気などを移します。
・しめ縄の外側より不撓不屈と唱えながらお祓い石めがけて力一杯投げ厄難を打ち砕きます。
厄割玉は授与所にて1体300円
年中行事
1月1日 | 元旦祭 |
1月3日 | 元始祭 |
2月17日 | 祈年祭 |
4月29日 10:30〜 | 春の大祭(建武中興記念祭) |
7月31日 17:00〜 | 夏越大祭 |
9月27日 10:30〜 | 秋の大祭 |
12月23日 | 天長祭 |
12月31日 | 大祓 |
近くのおすすめスポット
【金峯山寺】
金峯山寺は修験道の聖地としてこの山岳地域は修行者で賑わっており、吉水神社同様世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されています。本堂である蔵王堂は東大寺に次ぐ大きさで、堂内には三体の秘仏・蔵王権現像が安置されています。
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【大名持神社】
吉野川のほとり、妹山の麓に鎮座する神社です。
創建年は不明ですが、『延喜式神名帳』に大和国吉野郡十座の一つとして名神大社に列せられ、朝廷の月次祭・相嘗祭・新嘗祭では幣帛に預かりました。
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アクセス
<住所> 奈良県吉野郡吉野町吉野山3226
<電話> 0746-32-3088
<駐車場> 無料駐車場あり
<HP> https://www.naranet.co.jp/yoshinojingu/
電車でお越しの場合
近鉄吉野神宮下車 徒歩1km
車でお越しの場合
R24号橿原からR169号で約30分
名阪国道針インターからR369号を経て約1時間