東南院
東南院
桜の名所吉野にある金峯山修験本宗別格本山の寺院です。大峰山寺の「護持院」と称される5つの寺院の一つで、大峰山山頂付近に宿坊を構えていますが、こちらでも宿泊可能です。開山の際に、本堂とともに本堂から巽(東南)の方角にあたるこの地に建てられたのが寺名の由来となっています。
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歴史
役行者の開基と伝えられ、1300年の歴史を持つ寺院です。 本堂・多宝塔・庫裡・客殿からなり、鎌倉期の作と伝えられる大日如来・毘沙門天・不動明王などが祀られています。1684年、俳人松尾芭蕉がここに滞在したとき、『野晒紀行』に詠んだ句碑が立っています。
多宝塔
多宝塔は1937年(昭和12年)に東南院に移されてきたものである。元々は和歌山県海草郡紀美野町の野上八幡宮にあったものですが、その後、数度移築が行われ、東南院に落ち着きました。塔内には大日如来坐像(県指定文化財)が安置されています。
大峰山 宿坊
大峰山寺は「護持院」と称される5つの寺院が交替で維持管理しています。護持院は桜本坊、竹林院、喜蔵院、龍泉寺の5ヶ寺で、龍泉寺を除く4ヶ寺は金峯山寺のある吉野町にあります。また護持院の5つはそれぞれ山頂付近に宿坊を構えており、大峯奥駈道を歩く修験者が宿泊しています。
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近くのおすすめスポット
【金峯山寺】
金峯山寺は修験道の聖地としてこの山岳地域は修行者で賑わっており、吉水神社同様世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されています。本堂である蔵王堂は東大寺に次ぐ大きさで、堂内には三体の秘仏・蔵王権現像が安置されています。
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【吉水神社】
吉水神社から見える「一目千本」は吉野屈指の桜の名所と知られ、豊臣秀吉もこの地で花見をしたという歴史ある神社です。ユネスコ世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部として登録されています。
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アクセス
<住所>
<電話> 0746-32-3005
<駐車場> なし
電車をご利用の場合
近鉄吉野線吉野駅より吉野ロープウェイ乗り換え「吉野山」下車、徒歩約10分。