與喜天満神社
與喜天満神社
長谷寺のすぐ近くに鎮座する神社です。多くの人が長谷寺の参詣前後に訪れる桜井市屈指の観光場所です。歴史は古く日本最古の天満宮とも言われます。毎年受験シーズンには多くの人で賑わいます。
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歴史・御祭神
この地は天照大神の日本初の降臨の地と伝わります。(諸説あり)
菅原道真公のご先祖・野見宿禰は、ここ初瀬の出雲のご出身で、初めは土師氏と称しました。道真公にとって初瀬は遠祖からのふるさとにあたります。
鎌倉時代の「長谷寺験記」上巻11話によれば、天慶9年(946)9月20日菅原道真は長谷寺の観音へと上って行き、瀧蔵権現との会話から地主神を譲り受け、与喜山の松の大木の下に鎮座し、「与喜大明神」と名付けられました。「悪しき」心によって罪を犯した菅公は、悪を断ち善を修めるために最も「良き」地にたどり着き、そして長谷寺と初瀬の町を守護する神となりました。
天暦2年(948年)7月、武麿は神殿を建立しました。 これが與喜天満神社の創祀です。
【主祭神】菅原道真
【祭神】天照大神、大倉姫神
天神坐像
【木造天神坐像】
重要文化財 鎌倉時代
日本最古の木造天神坐像とされています。迫力ある表情には鎌倉時代の仏像の特徴が表れ、保存状態も良く色彩も多く残ります。頸部には造立時に直径約19センチ、重さ約770グラムの六花形の銅鏡が嵌めこまれている。六方が入隅で円弧が内側に湾曲する珍しい形です。
現在は奈良国立博物館にて保存、公開されています。
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境内の様子
境内には摂社や様々な礎石跡があり、また長谷寺参道には御旅所があります。※一部画像はHPより引用
男女石
良きの階
磐座
三社権現
与喜寺跡
御旅所
年中行事
1月1日 | 元旦祭 |
2月第3日曜日 | 祈年祭・菅公祭 |
5月7日 | 松浦武四郎公祭 |
6月30日 | 夏越の大祓 |
10月第3土曜日 | 大祭宵宮祭 |
10月第3日曜日(21日の場合は14日) | 與喜天満神社例大祭(初瀬まつり) |
11月第3日曜日 | 新嘗祭 |
12月31日 | 大祓式(年越し)、除夜祭 |
毎月1日・20日 | 月次祭 |
近くのおすすめスポット
【長谷寺】
神社の近くにある長谷寺です。全国に末寺三千余ヶ寺、 檀信徒はおよそ三百万人といわれ、 四季を通じ「花の御寺」として多くの人々の信仰をあつめています。特に牡丹の花は有名で春には「ぼたんまつり」が開催され多くの参拝客で賑わいます。
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【法起院】
近鉄長谷寺駅から参道を進むと現れる寺院です。寺伝によると735年に西国三十三所を創始したと伝えられている徳道がこの地で隠棲した事に始まるとされています。現在では長谷寺の開山堂として毎日多くの人が訪れます。
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【長谷山口坐神社】
長谷寺への参道沿いにある神社で初瀬川の南岸上に北面して鎮座する旧指定村社です。延喜式の式内大社で大和六山口社の一つとされますが、参道から少し裏手にあるためか人気が少なく静かで落ち着いた神社です。
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【田中屋】
長谷寺の門前町にある老舗料理旅館「田中屋」です。田中屋では、長谷寺を訪れる観光客にお食事やお宿を提供しています。食事だけの利用も可能ですので、長谷寺参詣の際にぜひおすすめです。
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【与喜饂飩】
長谷寺の参道に店を構える連日満席の「与喜饂飩」です。コシのあるツルツルの麺は喉越しがよく、他店とは違う少し甘い麺つゆとの相性抜群です。また天ぷらも大変美味しく、特に「かしわ」は絶品です。
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アクセス
<住所> 奈良県桜井市初瀬14
<電話> 0744-55-2300
<拝観料> 境内自由
<駐車場> 近隣に有料駐車場あり
電車・バスでお越しの場合
近鉄長谷寺駅を下車