忍性上人像開眼法要に参加



忍性上人像開眼法要

鎌倉時代に活躍した忍性上人の仏像がこの度完成し、その開眼法要が7月14日に忍性が生まれた地である三宅町で行われました。今まで忍性像は鎌倉・極楽寺に安置される1体のみでしたが、今回2体目が完成し、開眼法要の後に三宅町の浄土寺にて安置されます。

開眼法要の後には忍性上人像を作られた仏師・吉水氏や忍性研究の第一人者でもある松尾氏のお話も行われました。

忍性上人とは

良観房忍性は、建保5年(1217)に大和国城下郡屏風里(現・磯城郡三宅町)で生まれました。早くに亡くした母の願いをうけて僧侶となり、西大寺の叡尊を師として、真言密教や戒律受持の教えを授かり、貧者や病人の救済にも身命を惜しまぬ努力をしました。特にハンセン病患者を毎日背負って町に通ったという話(『元亨釈書』等)には、慈悲深く意志の強い忍性の人柄がうかがえます。

後半生は活動の拠点を鎌倉に移し、より大規模に戒律復興と社会事業を展開しました。人々の救済に努めた忍性に、後醍醐天皇は「菩薩」号を追贈されました。 ※奈良国立博物館より引用



当日の様子

13時から西大寺をはじめとした忍性上人ゆかりの寺院の僧侶による開眼法要が行われました。その後は忍性上人像を作られた仏師・吉水快聞氏のお話や、忍性上人を研究されている第一人者である山形大学教授・松尾先生の講演があり、忍性上人を深く知ることができました。

15時からは漫談や落語が行われ会場は盛大に盛り上がりました。

開眼法要の様子

仏師・吉水氏

松尾先生の講演



参加者に配られたグッズ

当日参加された方にはクリアファイルや御朱印帳袋など多数の忍性グッズがいただけました。また希望の方には忍性上人の生涯を描いた絵本も無料で配布されました。

忍性ゆかりの地

奈良県の忍性上人ゆかりの地を紹介しています。

【東大寺】

世界遺産として登録されている華厳宗総本山の東大寺です。「奈良の大仏さん」と親しまれた盧舎那仏(大仏)を本尊とし、大仏を安置する金堂(大仏殿)は世界最大級の木造建築物として有名です。他には毎年3月に行われる修二会(お水取り)も有名です。

詳しくはこちら→東大寺

【西大寺】

764年に孝謙上皇は恵美押勝の乱平定を祈願して金銅四天王像の造立を発願しました。翌765年に創建されました。かつては西の西大寺、東の東大寺と対をなすほどの大きさを誇っていましたが衰退し、鎌倉期に忍性上人の師である叡尊上人が復興しました。

詳しくはこちら→西大寺

【安倍文殊院】

日本三文殊の第一霊場として有名な寺院です。飛鳥時代の創建以来、祈祷寺として栄え、現在も毎日多くの人が祈祷に訪れます。快慶作の国宝・文殊菩薩像や、境内には古墳、春には桜、秋にはコスモスの名所として見所たくさんの寺院です。

詳しくはこちら→安倍文殊院



【朝護孫子寺】

「張子の虎」で有名な寺院ですが、見どころは他にもたくさんあります。漫画のルーツとされる国宝:信貴山縁起絵巻や真っ暗な道を歩く「戒壇巡り」、更には信貴山城跡や、近年開設されたバンジージャンプなど一日楽しめる観光地です。

詳しくはこちら→朝護孫子寺

【般若寺】

奈良県でコスモスと聞くとまず多くの人が般若寺と答えるほどコスモスが有名な寺院です。シンボルは境内ほぼ中央にある十三重の石塔。また春と秋には秘仏公開も行われるのでそちらも注目です。

詳しくはこちら→般若寺



【竹林寺】

忍性・行基の墓で知られる東麓の山中に位置する律宗の寺院です。基本的に無住ですが、毎月2日(行基の命日)に唐招提寺の僧侶が竹林寺にて法要を行い、その時だけ開扉されます。

詳しくはこちら→竹林寺

【額安寺】

大和郡山市にある真言律宗の寺院です。聖徳太子が学問道場として創建したのが始まりとされています。釈尊の祇園精舎に倣って「熊凝の精舎」と名付けられ、山号の由来でもあります。忍性上人はこの寺で修行されました。

詳しくはこちら→額安寺



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