大文字送り火
2022年は規模縮小で開催
2022年は新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、規模縮小での開催となります。
【変更内容】
・奈良公園飛火野での慰霊祭は中止し、春日大社(神式)と大安寺(仏式)で遺族ら関係者のみで営む。
・大文字送り火については、火床の数を通常(108)の約半分の56に減らし、サイズも約半分に。
・「3密」を避けるため点火時間は非公表
大文字送り火
大文字送り火と言えば京都を思われる方が多いと思いますが、奈良でも行われています。戦没者慰霊を目的として1960年(昭和35年)に開始されました。現在は災害などで亡くなった方々も含めて慰霊を行うとともに、世界平和を祈る行事として毎年8月15日に催されています。
「大」の大きさは、一画目が109m、二画目が164m、三画目が128mあり、これは日本最大級の大規模なものです。
日時・場所
【日時】8月15日 18時50分〜
【場所】春日大社境内 飛火野
当日の様子
メインである「大文字送り火」ばかりが注目されがちな行事ですが、日中には記念コンサートやパレードが行われます。
点火前には春日大社の神官による神式慰霊祭が行われ、引き続き寺院約30ヶ寺の僧侶による仏式慰霊祭が執り行われます。
仏式慰霊祭では奈良県出身のご英霊 29,243柱の名前が読み上げられ、一般の方もお焼香を行うことができます。
慰霊祭
点火
15:30~16:00 記念コンサート(JR奈良駅東口 駅前広場)
16:30~17:00 記念パレード(三条通り~猿沢池)※記念コンサート・パレードは雨天中止
18:50~ 慰霊祭(春日大社境内 飛火野)
20:00 点火(高円山)・演奏会(春日大社境内 飛火野)
大文字うちわ
慰霊祭会場では毎年、奈良大文字送り火の保存・継承を目的に協賛金を募っています。
協賛者にはお礼として、東大寺・狹川宗玄長老、大安寺・河野良文貫主、西大寺・大矢實圓長老により「大」と書かれたうちわが進呈されます。
協賛額:
・協賛企業様の広告あり1本 500円
・協賛企業様の広告なし(画家・絹谷幸二氏の絵画入り) 1本 800円
場所
・飛火野会場内テント 16:00~21:00
同日開催の東大寺、春日大社
また大文字送り火が行われる8月15日にはすぐ近くの東大寺では「大仏殿万灯供養会」が、春日大社では「中元万燈籠」が行われ、うまく回ればそれら3つ全て見ることができます。
【中元万燈籠】
奈良町の住人が春日参道で、雨乞い祈祷として万燈籠を行っていたことに始まる春日大社を代表する行事です。現在では毎年節分と8月14日、15日に境内約3000基ある燈籠全てに火が灯ります。
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【大仏殿万灯供養会】
東大寺大仏殿では、盂蘭盆(うらぼん)の最終日にあたる8月15日の夜、大仏さまにたくさんの灯籠をお供えして、万灯供養会を厳修します。大仏殿正面の観相窓が開き外から大仏さまのお顔が拝める貴重な日に多くの人が訪れます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市春日野町
<電話> 0742-30-0230(奈良大文字保存会)
<駐車場> 近隣にコインパーキングあり
電車・バスでお越しの場合
JR・近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道前」下車すぐ