平等寺
平等寺
山の辺の道沿いにあり、大神神社から徒歩数分のところにあるの曹洞宗寺院です。聖徳太子が開基したとされる古刹で、大神神社の神宮寺として永く信仰を集めていました。秘仏本尊・十一面観音像は毎年8月1日に特別公開があります。
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歴史
本堂
伝承によれば、聖徳太子の開基とされています。『大三輪町史』は、平等寺以前の大三輪寺遍照院の存在から空海開基説の存在も述べています。
平等寺が前述資料に明確に現れてくるのは鎌倉時代以降で、史料によると慶円によって、三輪神社の傍らに真言灌頂の道場が建立され、その道場が「三輪別所」でした。この当時、平等寺が存在して「三輪別所」と呼称されており、その後比較的早い時期に「平等寺」という寺号で呼ばれることとなりました。
鎌倉末期から明治の廃仏毀釈までは、三輪明神の別当寺の地位にたっていました。一方で「大乗院寺社雑事記」には、興福寺が平等寺に御用銭を課していることが見られ、興福寺の末寺でもありました。また、同時に修験道を伝えていたことから、醍醐寺との関係も保持していました。
明治の廃仏毀釈で衰退するものの、昭和52年に復興しました。
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境内の様子
聖徳太子像
梵鐘
稲荷社
二重塔釈迦堂
波切不動
不動堂
年中行事
1月1日 0時 | 修正会 |
1月10日 17時 | 護持会役員会 |
成人の日 13時 | 三輪不動初ごま会 |
2月3日 10時 | 節分星祭会(閏年4日) |
2月15日 6時 | 涅槃会 |
3月中日 14時 | 彼岸会 |
4月第1日曜 10時 | 降誕会記念 三輪不動大護摩会 ちごおねり |
7月上旬 | 本山研修会 |
7月下旬 | 子供坐禅の集い(奈良県曹洞宗青年会主催) |
8月1日 9時半 | 最勝会(秘仏十一面観音ご開帳) |
8月23日 13時 | 水子地蔵法会 熱とり地蔵盆会 |
9月中日 14時 | 彼岸会 |
10月下旬 | 梅花大会 |
12月8日 6時 | 成道会 |
12月上旬 | 歳末托鉢行 |
12月21日 14時 | 三輪不動しまいごま会 |
12月31日 23時45分 | 除夜の鐘(一般参加可能) |
近くのおすすめスポット
【大神神社】
日本最古の神社として知られる大神神社は大和国一宮として全国の三輪信仰の総本社として栄えています。三輪山を御神体とする当社ではその御神体である三輪山に登拝することができます。
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【崇神天皇磯城瑞籬宮趾】
日本最古の道である山の辺の道沿いにある崇神天皇磯城瑞籬宮趾は、第10代崇神天皇の皇居跡と伝えられています。神山・三輪山を背後に負い、歌垣の伝えで名高い海石榴市を脚下に控えて、大和平野を見渡す地です。
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【金屋の石仏】
山辺の道沿いにある重要文化財に指定されている金屋の石仏です。コンクリート造りの小さいお堂におさめられた二体の仏像は右が釈迦如来像、左が弥勒如来像と推定され高さ2.1m、幅83.5cm、厚さ21cmの2枚の岩に浮き彫りにされています。
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アクセス
<住所> 奈良県桜井市大字三輪38
<電話> 0744-42-6033
<拝観> 本堂の拝観は要予約
<駐車場> あり(3台)
電車でお越しの場合
JR三輪駅から東へ徒歩10分