元興神のデザイン変更
元興神のデザイン変更
新デザイン
過去のデザイン
元興神(ガゴゼ)という鬼がいると伝わる元興寺では元興神の絵馬のデザインが新しくなりました。
令和改元、さらに平成30年で飛鳥寺から奈良へ移って1300年になった事を記念して「令和の元興神」を新たにデザインしました。これまでは棟方志功氏、杉本健吉氏などが担当していましたが、今回は妖怪書家・逢香(おうか)氏が担当しました。
今回の元興神の特徴である「角なし」について逢香氏は
「昔の書物や水木しげるのガゴゼには袋を被った角なしの姿が多いことから、角なしのデザインにしました」とのこと。
価格:1,000円(元興寺にて販売中)
元興神(ガゴゼ)とは?
元興寺の鐘楼に悪霊の変化である鬼が出て、都の人たちを随分こわがらせたことがあります。その頃、尾張国から雷の申し子である大力の童子が入寺し、この鬼の毛髪をはぎとって退治したという有名な説話があります。
この話から、邪悪な鬼を退治する雷を神格化して、八雷神とか元興神と称することになり、鬼のような姿で表現するようになりました。
元興寺にまつわる鬼のことをガゴゼとかガゴジとかガンゴなどの発音で呼ばれ、日本全国にも伝わっているようです。
ちなみに元興寺の節分では上記の逸話から「鬼は外」ではなく「鬼はうち」と掛け声とともに豆をまきます。
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元興寺について
世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ元興寺は蘇我馬子が6世紀末、日本最古の寺院「法興寺(飛鳥寺)」が平城遷都に伴って718年に法興寺は現在の地に移転し元興寺と改めました。奈良時代には興福寺・東大寺と並ぶほどの寺域を誇っていました(現在のなら町ほぼ全域)が衰退し、現在ではその殆どを失いました。曼荼羅を本尊とする珍しい寺院でもあります。
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