元興寺塔跡
元興寺塔跡
奈良時代の元興寺の東塔跡です。私たちが一般的に知る元興寺は「元興寺極楽坊」といい、この元興寺塔跡とは別の宗派です。しかしもとを辿れば同じ元興寺であり、創建時の奈良時代には興福寺・東大寺と並ぶほどの寺域を誇っていました(現在のなら町ほぼ全域)が衰退し、現在のように別の寺院として存在するようになりました。
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元興寺について
世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ元興寺は蘇我馬子が6世紀末、日本最古の寺院「法興寺(飛鳥寺)」が平城遷都に伴って718年に法興寺は現在の地に移転し元興寺と改めました。上記の通り奈良時代には興福寺・東大寺と並ぶほどの寺域を誇っていました(現在のならまち全域)が衰退し、現在ではその殆どを失いました。
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境内の様子
この地はかつて東塔跡があった場所で、高さは推定50m(興福寺五重塔とほぼ同じ)でしたが、1859年に焼失しました。1927年(昭和2)の発掘調査では「金延板」「金塊」「勾玉」「和銅開珎」などが出土しており、これらは建立時に納められた鎮檀具と考えられています。現在は仮堂が建っています。
山門
仮堂
地蔵堂
東塔跡
稲荷神社
あじさい
【啼燈籠】
啼燈籠と言われるこの燈篭は、円柱に正嘉元年(1257)の刻銘があり、市内で年号が刻まれたものとしては2番目に古い燈篭で戦前には重要美術品に指定されました。
しかし石面が焼けて脆くなっていたため昭和19年の大地震で敷居に倒壊し、細かく割れたままの境内に細かく割れたまま境内に片づけられました。平成22年以降現在の姿となりました。
近くのおすすめスポット
【御霊神社】
隣に鎮座する神社です。ならまちはかつて元興寺の境内であったため御霊神社も史書によれば元興寺御霊神社とも呼ばれていました。近年では恋愛成就の神社として人気のスポットです。
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【TRICO】
にあるTRICOでは何層にもなったまるでミルフィーユとも言える贅沢なかき氷がいただけます。他店に比べ大きめのかき氷ですが、ふわふわの氷、何度も変化する味にあっと言う間に食べ終わってしまいます。また店内ではケーキや雑貨も販売しており、お土産にも人気です。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市芝新屋町12
<拝観時間> 9:00〜17:00
<拝観料> 無料
電車でお越しの場合
近鉄奈良駅から徒歩16分