奈良三名椿
奈良三名椿
奈良三名椿とは奈良市の東大寺・白毫寺・伝香寺の3ヶ寺に咲く椿のことを指します。それぞれに開花時期が微妙に異なるため全ての椿を楽しむことができます。
また東大寺の椿は二月堂のお水取りとの関係も深く、3月には椿を模した和菓子が奈良市の老舗和菓子店で販売されます。
東大寺開山堂
東大寺開山堂は開山良弁(ろうべん)僧正の像を祀るため、良弁堂ともよばれます。毎年12月16日だけ公開されるお堂ですので、こちらの椿はお堂の外から見るしかありません。
こちらの椿は「糊こぼし」と呼ばれ、春をよぶ東大寺二月堂のお水取りの期間中須弥壇の四隅を飾る造花の椿を作る時に糊をこぼしてしまったかのような斑点があるのでそのように呼ばれます。
開花時期:2月下旬〜3月中旬
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白毫寺
大文字送り火で知られる高円山の西麓に鎮座する寺院です。宝蔵(収蔵庫)に安置されてる閻魔王坐像(重要文化財)の迫力は凄まじく、毎年1月16日に行われる白毫寺最大の行事「閻魔もうで」では多くの人で賑わいます。
花の寺で知られる白毫寺ですが、五色椿と呼ばれる椿は寺を代表する花として有名です。
開花時期:4月上旬〜中旬
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伝香寺
近鉄奈良駅から徒歩数分のところにある戦国武将筒井順慶ゆかりの寺院です。7月23日に行われる「着せ替え法要」は特に有名で当日は多くの人で賑わいます。
伝香寺の椿は花びらがはらはらと散ることが「散り椿」又は「武士椿(もののふつばき)」と呼ばれます。
開花時期:2月下旬〜3月中旬
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椿を模した和菓子
3月1日〜14日まで東大寺二月堂で行われる「お水取り(修二会)」にあわせて奈良市内の老舗和菓子店では2月上旬〜3月中旬まで販売される椿を模した季節の生和菓子です。鶴屋徳満が初めて考案した和菓子とされています。
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