第72回 正倉院展



第72回 正倉院展

奈良の秋の風物詩とも言える正倉院展が今年も開催されます。

正倉院とは、東大寺の倉庫で、聖武天皇の遺愛品を中心に約9,000件の宝物が納められています。

正倉院展はその宝物の虫干しを兼ねて一般公開する展覧会で、毎年約60点ほどが公開されています。楽器、伎楽面、調度品、佩飾品、染織品、文書・経巻などオールマイティーに展示されます。

また後述していますが、今年は例年とは違い観覧するには「前売日時指定券」の予約・発券が必要です。当日券の販売はありません。

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正倉院・転害門

会期・会場

会期 令和2年10月24日(土)~11月9日(月)

会場 奈良国立博物館

休館日 会期中は無休

開館時間 午前9時~午後6時 ※金曜日、土曜日、日曜日、祝日(11月3日)は午後8時まで

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奈良国立博物館

前売日時指定券

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止策により、観覧するには「前売日時指定券」の予約・発券が必要です。当日券の販売はありません。
前売日時指定券の販売は、9月26日(土)午前10時からです

・前売日時指定券は、ローソンチケット[Lコード:57700](ローソン及びミニストップ各店舗、または公式サイト)、チケットぴあ[Pコード:763-373](電話受付[TEL:0570-02-9999]、公式サイト、またはセブン-イレブン各店舗)で販売。

読売新聞オンラインチケットストアで抽選販売も行われます。

観覧料金

通常券(一般) 2000円
通常券(中・高・大) 1500円
割引券(一般) 1900円
割引券(中・高・大) 1400円
キャンパスメンバーズ券 教職員 1900円
キャンパスメンバーズ券 学生 400円
無料観覧券 障害者1名 無料
無料観覧券 障害者1名+介護者1名
無料観覧券 小学生他



主な出陳品

本展の主な出陳品です。※一部画像・文章は奈良国立博物館HPより引用

平螺鈿背円鏡

個人的に今回最も注目している展示物です。鏡背を螺鈿や琥碧、玳瑁といった珍奇な素材で装飾した白銅製の鏡です。正倉院展ではほぼ毎年このような螺鈿や琥碧、玳瑁を使用した豪華な品が展示されており、正倉院を語る上で螺鈿等の存在は欠かせません。

また正倉院伝来の螺鈿鏡では、鈕を中心として同心円状に文様が配されるものが多いが、本品は上下方向の明確な文様構成をとる珍しい品です。

紫檀槽琵琶

四絃で頸が直角に曲がった器形をもつ琵琶は、古代ペルシアに起源があるとされています。金箔を一部に用いた装飾的な山水と、羽毛などを細かく描いた写実的な鳥を巧みに同居させた、高度な構成力を示しており、正倉院を代表する螺鈿紫檀五絃琵琶とはまた違う魅力があります。ちなみに紫檀槽琵琶は四絃ですが、螺鈿紫檀五絃琵琶はその名の通り五絃です。

五色龍歯

歯面の長さ16.7cm 重4655g

光明皇后は聖武天皇の遺愛品とともに、薬物60種を大仏に献納しています。その時に献納された薬物の一つです。「龍歯」と呼ばれますが、実際には象の歯の化石です。漢方薬として用いられ、鎮静などの薬効があるとされています。

烏犀把漆鞘樺纒黄金珠玉荘刀子

全長30.5 把長11.7 鞘長22.7 身長15.8 茎長7.1

刀子は携帯用の小刀で、紙を切ったり木を削ったりする実用の文房具として、また腰から下げて身を飾る佩飾品(はいしょくひん)として使用されました。正倉院には、聖武天皇の遺愛の刀子や、貴人が東大寺に献納したと見られる刀子があわせて67口伝わっており、当刀はその中でも特に大型に属する品です。

馬鞍

正倉院に伝わった計10組の馬鞍の1組で、馬鞍は騎馬に際して用いられる座具の一式です。現在でもおおよそこの形に近いのではないでしょうか。鞍褥や屧脊には、花喰鳥や唐花文を染料で染め抜いた皮革を用いています。座具として微妙な曲面をもつ形状に仕上げる点に高度な木工技術を示す奈良時代の馬具の実態を伝える貴重な遺品です。



なら仏像館

なら仏像館は、飛鳥時代から鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財を含む常時100体近くの仏像を展示する、国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示施設です。

如意輪観音坐像(重要文化財) 木造、一木造、像高94.9cm

平安時代 とても可愛らしい印象の仏像で、館内でもマスコットキャラ的人気でもあります。しっかりとした体躯でありながら威圧的な雰囲気はなく、リラックスしている姿は多くの如意輪観音像で言えることですが、特にこちらの仏像は際立っています。かつては彩色がありましたが現在では一部を残しほとんどが剥がれています。

伽藍神立像 木造、一木造、像高56.3cm

鎌倉時代 この姿が異形の大黒天と解釈され「走り大黒」の名で親しまれてきましたが、本像と着衣や姿勢が同じものが、京都・東福寺仏殿の伽藍神像の中にあり、「感応使者(かんのうししゃ)」あるいは「監斎使者(かんさいししゃ)」と呼ばれていたことがわかり、現在では「伽藍神立像」という名で呼ばれています。



青銅器館

なら仏像館と渡り廊下でつながれた、青銅器館(坂本コレクション)は、昭和12年(1937)に当館の収蔵庫として建設されました。坂本コレクションとは古美術商店「不言堂」の初代社長で、古美術品の蒐集家・坂本五郎より寄贈された中国古代の青銅器380余点のコレクションです。

令和元年10月8日より青銅器館内の撮影が可能になりました。(他の館内は撮影不可)

詳しくはこちら↓↓

中国古代青銅器(奈良国立博物館)



アクセス

<住所> 奈良県奈良市登大路町50番地

<電話> 050-5542-8600

<入館時間> 9:00~18:00

<駐車場> 周辺に民間の駐車場あり

自動車をご利用の場合

名古屋方面から
西名阪自動車道・天理I.C.から国道169号線を北へ約15分。

大阪方面から
第二阪奈道路・宝来I.C.から国道369号線を東へ県庁を越えて約1分。
西名阪自動車道・天理I.C.から国道169号線を北へ約15分。

京都方面から
京奈和自動車道・木津I.C.から国道24号線を南へ、国道369号線を東へ約1分。

電車をご利用の場合
近鉄奈良駅下車 登大路を東へ徒歩約15分
JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館」バス停下車すぐ



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