蘇を作る〜古の奈良の味〜



奈良寺社クッキング

今回記事は「蘇」を作ってみます。

初めて自分で食べ物を作るという記事ですね。

コロナ禍で自宅にいる時間が増えたのでせっかくですから料理にチャレンジしてみようと思い立ちました

記念すべき1回目は「蘇」です

蘇とは?

(そ)は、古代の日本(飛鳥時代~平安時代)で作られていた乳製品の一種で、乳汁をかなり乾燥させ長期保管に耐える加熱濃縮系列の乳加工食品と考えられている。酥とは同一の物ではない。文献には見えるが製法が失われた「幻の食品」となっている。

不明な部分の多い食品ではあるが、諸説に共通しているのは「蘇は乳を煮詰めた乳製品で美味しいもの」である。『延喜式』には、生乳一斗を煮詰めると一升の蘇が得られる旨の記述がある。こうしたことから推測した製法で、現代日本でもつくられている

Wikipedia「蘇」より



材料

  • 牛乳

以上

今回は1000ccです

作り方

牛乳、フライパン、ゴムヘラがあればOKです

フライパンはテフロン加工が好ましいですね

ゴムヘラを使用うる理由はフライパンを傷つけないためです

 

手順①

鍋に牛乳を入れて中火にかけます

手順②

ヘラでゆっくりかき混ぜていきます

手順③

しばらくするとこのように端に膜がついてきます

この膜をかき集めてまたかき混ぜます

手順③

焼き目が付いてだんだん水気がなくなってきましたね

いよいよ仕上げです

このまましっかりかき混ぜて水分を飛ばします

写真ようになるまでかき混ぜましょう

手順④

出来上がったものをラップで包んで冷蔵庫で3時間ほど冷やしましょう

完成

お疲れ様です

これで完成です!

ちなみにトロ火で焼き目をつかないようにして真っ白な蘇を作ることも可能です

ただこちらは粘り気が強いです



アレンジ

そのままで食べても美味しいですがここで少しアレンジ

まずは蜂蜜

こちらはスイーツのようになりキャラめるに使い風味になります

甘いものが食べたい時は絶対これ!

続いてオリーブオイル+塩

これはめちゃくちゃおすすめです!

さっぱりとして、でもコクがあってちょっとしたおつまみにも最適かと思います

最後にこれ

生ハムです

こちらもかなり美味しいです

生ハムの塩気が絶妙ですね

 

工程自体は簡単ですが結構根気がいると思います

固まるまでかき混ぜる時間がね・・・。

ただ簡単でとても美味しくバリエーションも豊富ですのでぜひ作ってみてください!



蘇は奈良県内で販売中

ここまで蘇のレシピを紹介しましたが、

奈良県内では至る所で蘇を販売しています。また、蘇をアレンジした商品もありますので、お土産におすすめです。

こちらが本家本元の蘇です。今回作った自家製の蘇よりもう少し茶色です。明日香村や県内の土産店にて販売されています。

【蘇最中あいす】

こちらは蘇を使った最中あいすです。柔らかな口当たりが特徴的で、一度食べると病みつきになります。小ぶりなのでお子様や女性にも人気商品です。



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