影現寺



影現寺

大和葛城山のふもとに位置し、弘法大師の高弟である真済上人によって開かれた高野山真言宗の寺院です。影現寺の創建前から、柿本人麿を祀る柿本神社があり、一説には真済上人は柿本人麻呂と又従兄弟の関係にあると言われています。毎年4月に行われる「ちんぽんかんまつり」は柿本神社と共同で行われ多くの人が訪れます。

由緒

影現寺は、済衝2年(西暦858年)に弘法大師空海の直弟子である真済上人によって開かれた高野山真言宗の寺院です。 元来この地には、影現寺の創建前から、柿本人麿を祀る柿本神社があり、一説には真済上人は柿本人麻呂と又従兄弟の関係にあると言われており、苦難の人生を歩んで来たと思われる柿本人麻呂を弔うために、また、神格化された柿本人麻呂を祀る柿本神社を護る神宮寺として建立されました。

現在当山には本堂、薬医門、鐘楼など有するところですが、本堂は17世紀後半に再建されたもので、薬医門、鐘楼も幾多の天災や、火災による焼失などを経ることになりましたが、その都度地元大字の信者様方の温かい支えにより、その都度再建頂き現在に至っております。



十一面観音菩薩像

本尊・十一面観音立像(秘仏)像高:66.1cm 平安時代

本堂正面の逗子内に祀られています。 左手に宝瓶を持ち、右手に錫杖を持ち岩座に立つ、いわゆる長谷寺式の観音で、やわらかな表情に、化仏を高く大きく積み上げて豊かな観音像となっています。

光背や蓮華座は後補のものではありますが、当寺の歴史を知る上でも非常に重要な仏像です。

※画像は公式HPより引用

柿本神社について

当寺が創建される前(770年ころ)からこの地に鎮座している神社で、その名の通り柿本人麻呂を御祭神としています。当寺と一緒に人麻呂の命日に毎年4月18日にはチンポンカンポン祭が行われます。

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柿本神社

年中行事

1月1日 修正会
1月13日 初観音お勤めと人麿真済会新年会
2月25日 真済上人御忌法要
3月21日 彼岸中日 春季彼岸施餓鬼法要、修行大師開眼法要
4月18日 ちんぽんかんぽん祭
8月15日 盂蘭盆施餓鬼法要
9月23日 彼岸中日 秋季彼岸施餓鬼法要
11月3日 影現寺宝物展、写経体験会、お茶会
12月31日 大晦日除夜の鐘の後、修正会法要
毎月18日 十一面観音様ご縁日・写経会



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笛吹神社(葛木坐火雷神社)

アクセス

<住所> 奈良県葛城市柿本161

<電話> 0745-60-1916

<拝観時間> 9時~17時

<拝観料> 無料

<駐車場> なし

電車でお越しの場合
近鉄新庄駅より徒歩約1分



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