上宮遺跡公園



上宮遺跡公園

斑鳩町にある「上宮遺跡公園」は上宮遺跡と飽波宮(あくなみのみや)の伝承地とされています。平成3年の発掘調査が行われた際に奈良時代の宮殿クラスの掘立柱建物跡(官衙的な建物跡)が発見されました。現在の公園自体は「歴史・緑・水」をテーマに、地下遺構の保存に配慮する形で建設されています。

上宮遺跡

平成3年(1991)に斑鳩町教育委員会により上宮遺跡の発掘調査が行われた結果、奈良時代の宮殿クラスの掘立柱建物跡(官衙的な建物跡)が発見されました。さらに平城宮と同文様瓦のほか井戸跡も確認されました。特に瓦は、平城宮でつかわれた瓦と同じ版傷(版は木なので乾燥したりつぶれたりして傷が出来るが、同じ傷ということは、同じ窯で焼いているということになる)をもつものが出土しました。このことから上宮遺跡は朝廷と深い関係があったと考えられます。

『大安寺伽藍縁起』によると当公園の近くにある成福寺やこの周辺は聖徳太子が晩年過ごした「飽波葦垣宮(あくなみあしがきのみや)」の伝承地です。また『続日本紀』の称徳天皇が行幸した際に利用されたとされる行宮の飽波宮と考えられるのではないかといわれています。



紅葉の名所

公園内には至る所に紅葉があり、隠れた紅葉の名所となっています。のんびりとした公園ですのでピクニックしながら紅葉狩りする方もいらっしゃいます。

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【法隆寺】

現存する日本最古の木造建築物と知られ、1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」として世界遺産に登録されている聖徳宗総本山の寺院です。多くの国宝を有し、国内では1ヶ所における国宝建築物、国宝仏像が共に1番多く指定されています。

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法隆寺

【法起寺】

聖徳太子が法華経を講じた「岡本宮」を寺にに改めたものと伝えられ、太子御建立七ヵ寺の一つに数えられる国内最古級の寺院です。現存する国内最古の三重塔や、重要文化財に指定されている十一面観音像、秋にはコスモスの名所で知られます。

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法起寺

【中宮寺】

法隆寺夢殿の横に隣接するのが中宮寺です。当寺の国宝・菩薩半跏像はあまりにも有名です。また大和三門跡寺院の一つでもあります。現在でこそ小さな寺院ですが、創建時は現在地より少し離れたところにあり「四天王寺式伽藍」の大寺院でした。

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中宮寺



アクセス

<住所> 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺南3丁目3−6

<駐車場> なし

電車でお越しの場合
JR大和路線法隆寺駅下車 徒歩15分



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