空海寺



空海寺

奈良市の空海寺は、平安時代初期に東大寺の別当に就任した弘法大師空海が開基し寺院で、東大寺の末寺にあたります。本尊は秘仏・地蔵菩薩像、本堂前にある地蔵十王石仏は、かつて矢田寺(大和郡山市)に建立されていたもので、明治時代に空海寺に移座しています。境内には他に東大寺の歴代僧侶と寺族の墓があります。

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空海寺

由緒・本尊

開基は弘法大師空海で華厳宗大本山東大寺の末寺にあたります。八宗兼学(南都六宗である華厳、法相、倶舎、三論、律、成実の六宗に、真言宗、天台宗を合せた八宗を兼ねて学ぶこと)の伝統により、華厳宗と真言宗の二宗を受け継いでいます。唐から帰朝した空海が草庵を営み、自ら彫刻した秘仏「阿那地蔵尊」を堂内の石窟に安置、本尊としたのが寺の起こりとされています。

本尊は秘仏・地蔵菩薩石像で地蔵菩薩を造立した空海はそれを安置する石窟も造っており、その姿が穴倉のようであったことによるものから「阿那地蔵(あな)」とも呼ばれています。



近くのおすすめスポット

【知足院】

東大寺の塔頭で、境内の北側に建っています。創建は寛平2年(890年)ですが、現在の本堂は江戸時代の文久3年 (1863年) 再建です。堂内には本尊・地蔵菩薩(重文)、不動明王、毘沙門天を祀ります。

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知足院(東大寺)

【五劫院】

鎌倉時代に東大寺を再興された重源上人が開山したとされています。五劫院縁起によると、重源上人が宋に渡られ、浄土教高祖・善導大師の御作、五劫思惟阿弥陀佛を請来され、東大寺北門に一堂を建立し御本尊としてお祀りされたのが五劫院の創始とされています。特別公開時以外は要予約。

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五劫院



アクセス

<住所> 奈良県奈良市雑司町167番地

<電話> 0742-22-2096

<駐車場> 無料駐車場あり(6台)

<HP> https://kukaiji.com

電車・バスをご利用の場合
近鉄奈良駅より奈良交通バス2番のりば(青山住宅行)「手貝町」にて下車



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