棚機神社
棚機神社
葛城市に棚機(たなばた)神社が鎮座しています。この地は五世紀頃より機織り技術の工場を願う棚機(たなばた)の儀式が伝えられ、当社は日本で最初の七夕儀式が行われたとされています。毎年7月7日は「七夕祭り」が行われています。
由緒・御祭神
当社が鎮座するこの地は、古来祭祀を行っていた場所とsあれ、「棚機の森」と呼ばれています。この場所にはかつて、もとは「倭文(しどり)」と呼ばれる織物を織る専門集団であった倭文氏の祖先を祀る「葛木倭文坐天羽雷命神社(かつらぎしどりにいますあめのはづちのみこと)」があったと伝えられています。現在では石の祠が置かれ、天羽雷命と対になる女神で織物の神である「天棚機姫神(あめのたなばたひめのかみ)」が祀られています。
このあたりは、朝廷に献上する布を織る氏族が暮らす村だったと言い伝えられています。五世紀ごろ渡来人によって、それまでになかった最新の棚台付きの織り機「棚機」や、絹などの高級織物を織り上げる技術とともに「牽牛と織女の七夕の物語」や、機織り技術の工場を願う棚機(たなばた)の儀式が伝えられ、当社は日本で最初の七夕儀式が行われたとされています。
御祭神:天棚機姫神(織物の神)
境内の様子
境内には石の祠の両脇に織姫の杉(左側)と彦星の杉(右側)が並ぶように立っています。また境内社に頭天大神が鎮座しています。
鳥居
織姫の杉と彦星の杉
頭天大神
年中行事
7月7日 | 七夕祭り |
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アクセス
<住所> 奈良県葛城市太田小字七夕
<駐車場> あり(数台)
電車・バスで起こしの場合
近鉄磐城駅下車、奈良交通バス:忍海駅方面行き「兵家」下車徒歩20分