東室・聖霊院・妻室(法隆寺)



東室

東室(国宝)飛鳥時代

西室と同様で僧坊として使われていたのがこの建物です。飛鳥時代からの建物で国宝に指定されています。ただ、三経院と一体となっている西室に対し、東室は単体の建物です。

聖霊院


聖霊院(国宝)飛鳥時代

聖徳太子の尊像(平安末期)本尊とする、東室の南端部を改造したのがこの聖霊院です。堂内には3つの厨子があり、中央には本尊である聖徳太子像、向って左の厨子には太子の長子・山背大兄王や兄弟皇子の殖栗王の像、右の厨子には太子の兄弟皇子・卒末呂王や高句麗僧・恵慈法師の像(全て国宝)が祀られています。

※法隆寺の納経所はこちらです。

お会式】毎年3月22日〜24日まで聖霊院で行われる行事で、聖徳太子の御忌法要を「小会式」といい、一般的にお会式と呼ばれます。期間中は聖徳太子像をはじめとする3つの厨子がご開帳されます。10年に一度大講堂で行われこれを「大会式」と呼ばれます。

逮夜法要】お会式の前日にあたる3月21日の夕方から行われる法要で、雅楽器などが僧侶による奏楽が行われます。法要後は一般参加者も内陣に入ることができ秘仏仏像を間近で見ることができます。←オススメ



妻室

妻室(重要文化財)鎌倉時代

聖霊院・東室のすぐ東側に建つ細長い建物です。東室と同様に僧坊としての建物です。近世に大改造され、用途が変わってしまったため妻室と言われていますが、本来は東室小子房といい、東室は大坊と呼ばれていました。大坊には高僧が暮らし、小子房には高僧に使える者が住んでいたとされています。小子房が現在も残っているのは法隆寺だけであり非常に歴史的価値のある建物です。

句碑

東室・聖霊院の前には正岡子規の俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句碑があります。

法隆寺の伽藍

法隆寺の主要堂塔については各ページで詳しく紹介しています。

法隆寺(メインページ)はこちら↓↓

法隆寺

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金堂・五重塔・大講堂(法隆寺)

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上御堂(法隆寺)

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三経院・西室(法隆寺)

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西円堂(法隆寺)

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食堂・綱封蔵(法隆寺)

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大宝蔵院(法隆寺)

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夢殿(法隆寺)



アクセス

<住所> 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1

<拝観時間>
2月22日~11月3日:午前8時~午後5時
11月4日~2月21日:午前8時~午後4時30分

<拝観料> 一般1,500円 / 小学生750円

<駐車場> 近隣に民間の駐車場あり

電車をご利用の場合
JR法隆寺駅より
徒歩約20分
バス「法隆寺参道」行き 法隆寺参道下車



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