朱雀門
朱雀門
平城宮の入り口には羅城門、そして幅75mの都のメインストリート朱雀大路を3.7km進んだ終点にあるのが正門「朱雀門」です。朱雀門は平城宮を取り囲んでおり、門の前では新羅や唐といった外国使節の送迎を行ったりイベントを行った場所でもありました。そんな朱雀門をくぐった先には大極殿があります。
復元の歴史
朱雀門は昭和39年の発掘調査により規模や場所が正確に判明し、柱と柱の中心距離は5m、正面25m、奥行き10mの規模を持つ巨大な門でした。また出土した瓦から藤原京に葺かれた瓦が再利用されていることも判明しています。
復元工事は1993年から1998年まで行われましたが、当時の資料が完全ではないため、同時期である奈良時代前期に建てられた薬師寺東塔の様式を参考にしました。また各部材の大きさなどは東大寺転害門を参考にし、実物大サイズで完成しました。
県内屈指の撮影ポイント
見晴らしの良い平城宮跡では山焼きや大文字焼きといった若草山や高円山が一望でき、多くのカメラマンが撮影に来ます。
山焼きについてはこちら↓↓
平城宮跡の施設
平城宮跡には様々な施設があり、一日中楽しむことができます。詳しくは各項目にて
平城宮跡(メインページ)↓↓
第一次大極殿↓↓
南門(復元中)↓↓
平城宮跡資料館↓↓
遺構展示館↓↓
東院庭園↓↓
宇奈多理坐高御魂神社(平城京に隣接)↓↓
近くのおすすめスポット
【西大寺】
真言律宗総本山の寺院で、西大寺駅から徒歩数分のところにあります。かつては西の西大寺、東の東大寺と対をなすほどの大きさを誇っていましたが衰退し、鎌倉期に叡尊上人が復興し現在に至ります。
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【法華寺】
光明宗総本山の法華寺は平城宮跡の端にある門跡寺院です。東大寺が全国の総国分寺であったのに対し、法華寺は総国分尼寺と位置づけられています。毎年春と秋には国宝・十一面観音像の特別公開があります。
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【海龍王寺】
法華寺からすぐ近くにある海龍王寺は、平城宮跡の端にあることから古くから「隅寺」と呼ばれ、「旅行・留学の安全祈願」の寺として現在でも多くの人が祈願に訪れます。こちらも法華寺同様に春と秋に十一面観音像のご開帳があります。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市二条大路南三丁目5番1号
<電話> 0742-36-8780
<開園時間> 9:00~16:30(入園は16:00まで)
<休演日> 月曜日、年末年始
<入場料> 無料
<駐車場> 有料駐車場あり
電車・バスでお越しの場合
大和西大寺駅から徒歩20分
近鉄奈良駅・JR奈良駅から
・路線バス学園前駅行きにて「朱雀門ひろば前」下車すぐ
・ぐるっとバス 朱雀門ひろばターミナル着