称名寺



称名寺

奈良市にある浄土宗西山派の寺院です。侘び茶の祖として知られる村田珠光が出家した寺として知られ、毎年5月15日の珠光忌では本堂の拝観とお抹茶の接待が行われます。基本的に拝観は不可能です。

御朱印はこちら→称名寺御朱印

歴史

称名寺は興福寺の学僧たちが法相学を修めた後、阿陀本願の法に触れ念佛の教えを乞うため澄忍上人と力をあわせて1265年に創建したと伝えられています。当初は興福寺の北に位置したため興北寺と呼ばれていました。称名寺という名称は、文永2年(1265)興福寺の僧、專英と琳英、京都西山三鈷寺の澄忍上人の三僧が、念仏の道場として開した時に始まります。 室町時代に現在の地に移転しています。また、詫び茶の祖である村田珠光が11歳の時に出家したとされています。


村田珠光

村田珠光(1422 – 1502)とは室町中期に活躍した茶人です。一般的に侘び茶の祖として知られていますが、僧侶でもあったため、本来ならば苗字は記されないが、慣習的に「村田珠光」という呼び方が広まっています。20歳で称名寺を出た後は、京都で真の茶道は質実にして敬と礼を重んずべきことを説き、佗び茶の基礎を確立しました。この珠光が立てた礼式作法は、武野紹鴎、千利休を経て今日に伝わり、現存する各流儀のいづれもが村田珠光を以ってその祖としています。

珠光忌

村田珠光の命日にあたる毎年5月15日に珠光忌が行われ、普段はできない本堂と茶室の拝観と客殿での抹茶をいただくことができます。

拝観料:1,000円(抹茶券付き)

拝観時間:10時〜15時(法要は13時)

堂内の様子

堂内には2体の重要文化財に指定された平安仏阿弥陀如来像(左)と釈迦如来像(右)が安置され、中央の厨子に住職の代替わり時にしかご開帳されない「光烟光佛」があります。また正面の小さい仏像が村田珠光像です。

その他にも薬師如来像、地蔵菩薩像、増長天像が祀られていましたが、現在は奈良国立博物館に保管されています。

堂内の仏像は撮影可能です。


境内の様子

【獨盧庵(珠光庵)】

珠光が京都に定住後、自らの法跡である称名寺に一庵を設けた獨盧庵(どくろあん):別名珠光庵あります。現在の獨盧庵は1800年頃に再建された建物です。茶席の中は、移動式の敷居と壁および障子によって三畳と一畳半に仕切れるように工夫された特殊な構造を持ち、また一畳半の鞘の間との敷居を外して四畳半の席にもすることのできる、大変珍しい席です。

【千体地蔵尊】

1900体にも及ぶ石仏の創建年代は不明ですが、松永久秀が永禄3年(1560)に多聞城を築城する際に、その城壁に用いた地蔵石像で、その落城の後に多数散乱しているのを第19代の観阿上人が、貞享年間(1684-1688)に蒐集し合祀されたものです。

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【漢國神社】

称名寺から10分ほど進んだところにある漢國神社は593年に創建創建された古社です。境内には日本唯一の饅頭の社「林神社」があり、4月19日の饅頭祭りでは饅頭が振る舞われます。

詳しくはこちら→漢國神社

アクセス

<住所> 奈良県奈良市菖蒲池町7

<電話> 0742-23-4438

<拝観料> 1,000円(抹茶券付き)

<拝観時間> 10時〜15時(拝観は5月15日のみ)

<駐車場> なし

電車でお越しの場合
近鉄奈良駅下車、高天交差点を北へ1つ目の内侍原交差点を西に100m。徒歩約10分。



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