本家菊屋(和菓子店)
本家菊屋
創業400年を越える奈良県最古の和菓子店です。秀長公のお茶会に菓子を献上したという老舗は現在で26代目です。「御城之口餅」や「菊之寿」など長年愛された至高の和菓子を堪能できます。現在の建物は嘉永の大地震(1854年)で倒壊した後、1855年に再建されましたが、歴史を感じる建物は訪れる人を落ち着かせます。
天井に敷き詰められた型
歴史を感じる釜
当時の看板でしょうか?
お菓子
本家菊屋の名物お菓子を紹介しています。これらのお菓子は本家菊屋HPからでも購入可能です。
【御城之口餅】
「豊臣秀吉公をもてなす茶会をするから何か珍しい菓子を作るように」と命ぜられ開発されたお菓子です。粒餡を餅で包みきな粉をまぶしたお菓子は秀吉公のお気に召され「鶯餅」の御銘を頂戴しました。一説には全国の鶯餅の原型ともいわれています。
御城之口餅という名は、郡山城の入口付近で売られていたことから呼ばれるようになりました。
【菊之寿】
発売から60年以上愛され、累計1800万個を販売した本家菊屋の看板お菓子です。練乳を含む事で優しい甘みのある生地に白小豆と福白金時豆を贅沢にブレンドした餡はまるでケーキのような和菓子で、大人から子供まで全ての世代で人気です。
JALファーストクラス採用スイーツにも選ばれています。
【菊の宿】
栗入餡を昔から伝わる伝統的な桃山生地で人の手によってひとつひとつ包み(餡に寒梅粉とつなぎに卵の黄身を混ぜた生地)菊花形の木型で成型し、オーブンで焼き上げています。また、釜は今ではほとんど見かけない蒸気の高温で一気に炊き上げる事が出来る昔の釜を使用することにより、オリジナルの美味しい焼き菓子ができます。
【栗饅頭】
小粒ながらしっかりした味わいと栗の食感を感じる他店では味わえないオススメの逸品です。高級白小豆と生産量が少ない希少種「福白金時豆」をブレンドした徹底したこだわりです。
また栗も漂白剤を使用していない無添加の栗を厳選しており、栗本来の食感・風味が楽しめます。
【水羊羹 抹茶羹】
厳選された宇治茶を使用した水羊羹でありながら、お茶の風味をしっかり味わえる贅沢な品です。さらに白餡は、福白金時豆(白いんげん)と白小豆をブレンドしているため、抹茶の苦味と白餡の甘みが絶妙なマッチしたいくら食べても飽きない味わいに、季節を問わず愛されています。
【お水取り】
季節限定の干菓子で、こちらは東大寺二月堂で行われる「お水取り(修二会)」をイメージした干菓子です。2種類用意されており、奈良をより感じとれる和菓子となっています。
【開山堂】
こちらの和菓子も季節限定で、東大寺二月堂で行われる「お水取り(修二会)」をイメージした和菓子です。椿菓子はあえて王道の花形ではない斬新なデザインです。中は粒あんがぎっしり詰まっていながらも甘すぎないテイストで、そのままでも美味しくいただけます。
お水取りの椿菓子についてはこちら↓↓
近くのおすすめスポット
【源九郎稲荷神社】
奈良県で最も有名な稲荷神社として知られ、諸説ありますが「日本三大稲荷の1つ」に数えられます。神社の名前である源九郎は、歌舞伎の「義経千本桜」にも出てくる源九郎狐のことであり演じた歌舞伎俳優が訪れたりしています。
詳しくはこちらから↓↓
【K COFFEE】
元ガソリンスタンドを舞台にした、自家焙煎コーヒーを提供している「K COFFEE」があります。あえて元ガソリンスタンドとわかるようなレトロな雰囲気はどこか昭和を思わせる懐かしい空間です。かつて金魚の電話ボックスが置かれていました。
詳しくはこちら↓↓
アクセス
<住所> 奈良県大和郡山市柳1-11
<電話> 0743-52-0035
<営業時間> 8:00~19:30
<定休日> 元旦のみ
<駐車場> お店から10mほどのところにあり(4台)
電車でお越しの場合
近鉄郡山駅から徒歩5分 大和郡山市役所前