當麻山口神社
當麻山口神社
二上山の麓に鎮座する神社で、その名の通りこの當麻地域にとって非常に重要な神社です。當麻寺や石光寺といった葛城市を代表する観光地ではなく、ほとんど参拝客がいないひっそりとした場所ではありますが、木々に囲まれた心安らぐ場所です。
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由緒・御祭神
創建年については平安時代の『延喜式神名帳』に「人皇55代文徳天皇仁寿3年(853)、夏4月、冬11月これを祀る」とあり、平安時代創建と伺えます。古くより近辺の16ヶ所の村の鎮守産土神として広く崇敬され、二上山の麓に位置することから山の神「大山祗命」祀っていましたが、平安時代の末期に天津日高日子番能邇邇芸命、木花之佐久夜毘売のご夫婦二柱を合祀、現在三柱の神をお祀りしています。
御祭神:天津日高日子番能邇邇芸命、大山祇命、木花之佐久夜毘売
境内の様子
春日若宮神社
境内には摂社「當麻都比古神社(たいまつひこじんじゃ)」が鎮座しています。
祭神は麻呂子皇子、當麻津姫で、麻呂子皇子は、第31代用明天皇の皇子で、聖徳太子の異母弟にあたり、當麻氏の先祖とされています。當麻寺を創建したこの地の豪族當麻氏の氏神として、男女二柱をお祀りしています。
また末社「春日若宮神社」も鳥居からの参道に鎮座しています。
祭神:天忍雲根命(あめのおしくもねのみこと)で、天孫である天津日高日子番能邇邇芸命が、葦原の中つ国(日本のこと)へ降臨される際に、降臨先に水がなかったので、高天原に上り、天真名井(あめのまない)から水を持ってこられた、五穀豊穣に欠かせない水の神さまです。
年中行事
1月1日 | 歳旦祭 |
4月23日 14時半〜 | 御田植祭(春の例祭) |
9月22日 | 宵宮祭(秋の例祭) |
12月23日 | 新嘗祭 |
毎月1日 | 月次祭 |
近くのおすすめスポット
【傘堂】
1674年、郡山藩主本多政勝候の菩提をとむらうためにその影堂として、家臣やこの地域の農民たちによって建立されました。一辺が約40cmの四角い一本柱を中心に立つ、珍しい形の建物で、その全体的な形が唐傘に似ていることから傘堂と呼ばれています。
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【當麻寺】
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アクセス
<住所> 奈良県葛城市當麻1081
<電話> 0745-48-2214
<拝観料> 境内自由
<駐車場> なし