奈良町天神社
奈良町天神社
奈良を見下ろす高台に鎮座する「奈良町天神社」です。この地は古より聖地とされた場所で、医学や学問の神と崇められた国つ神の中心の一柱である少彦名命を祀っています。奈良時代以降は付近の興福寺や元興寺の鎮守となるなど奈良の地において非常に重要な神社です。
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由緒・御祭神
正式な創建年は不明ですが、略縁起では承保5年(1078)の草創とされています。当社の境内を含むこの丘陵一帯は奈良時代であった8世紀には平城(なら)の飛鳥と呼ばれた聖地とされていました。ここに祀られたのが、医学や学問の神と崇められた国つ神の中心の一柱である少彦名命で、手間天神とも呼ばれていました。
平安時代になり、奈良の菅原の地(現・菅原天満宮付近)出身の菅原道真の名声が高まり、各地で道真公を祭る天満宮が多く創建されることに伴って、この地にも相殿が建てられ、御霊信仰の主神であり、学問の神の菅原道真公の霊(天満天神)が合祀されることになりました。
その後は元興寺禅定院・興福寺大乗院の鎮守となり、近世には奈良奉行や近郷の信仰を集め現在に至ります。
御祭神:少彦名命、菅原道真
境内社
境内には多くの境内社が鎮座しています。
柿本社
住吉社
秋葉社
浅間社
総霊社
年中行事
10月第1土曜日 | 宵宮祭 |
10月第1日曜 | 本宮祭 |
近くのおすすめスポット
【RAHOTSU】
神社の近くに奈良の食材を使用したタイ料理店があります。辛いイメージのタイ料理ですが、辛くないお料理もたくさんあります。またタイ風かき氷がいただけ夏には大人気かき氷店となっています。
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【瑜伽神社】
奈良公園から少し外れた高台に瑜伽(ゆうが)神社は鎮座しています。あまり知られていませんが、飛鳥京から都とともに遷都した歴史あり、こちらも奈良町天神社と同様に元興寺や興福寺といった大寺院の鎮守社として役割を担ってきた非常に重要な神社です。
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【名勝 旧大乗院庭園】
当社のすぐ近くにある「名勝 旧大乗院庭園」は、かつて「南都随一の名園」と謳われた庭園です。大乗院は、1087年(寛治元年)に創建された興福寺の門跡寺院です。明治初頭まで南都随一の名園と称えられていました。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市高畑町1049
<電話> 0742-22-1602
<拝観料> 境内無料
<駐車場> なし(付近にコインパーキングあり)
電車でお越しの場合
JR奈良駅、近鉄奈良駅から天理駅・桜井駅行バス8分「奈良ホテル」下車徒歩8分