長谷本寺
長谷本寺
大和高田市の日本最古の官道である「横大路」沿いに建つ真言宗豊山派の寺院です。長谷本寺は寺伝によると和銅・養老年間(8世紀初頭)に南都の大満の開基と伝えられます。本尊の十一面観音菩薩像(奈良県指定文化財)は、長谷寺(桜井市)本尊と同木と伝えられ長谷寺型観音として知られます。
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歴史
鎮守社
和銅・養老年間(8世紀初頭)に南都の大満の開基と伝えられます。本尊の十一面観音菩薩像(奈良県指定文化財)は、長谷寺(桜井市)本尊と同木と伝えられています。
推古天皇により整備された日本最古の官道であり、伊勢参りや長谷参り等の参詣道として賑わった横大路・竹内街道に面しています。
明治時代の廃仏毀釈運動により、一旦廃寺となりましたが、浪花灯明長谷組親栄の三講の有志、有縁無縁の信者の方々の浄財喜捨により、すぐに復興されました。寺領が失われただけでなく、多くの貴重な寺宝や古文書等が失われましたが、平安時代から、鎌倉時代、室町時代、江戸時代に刻まれた仏像群が今も安置されています。
また近年には関係寺院である壺阪寺の協力により客殿、室生寺により釣鐘堂を建築、総本山長谷寺塔頭の清浄院を拝領しました。また、本堂や庫裡や薬師堂の修繕など伽藍の整備も進められています。さらに、文化財指定後に御本尊である長谷型十一面観世音菩薩様の修復を行いました。
仏足
本堂前に安置されている仏足は、霊木により刻まれた、長谷本寺の本尊である十一面観音像(藤原時代)の仏足です。
国宝修理所美術院により本尊の修復を行なった際に返還されました。日本最古の官道である「横大路」を行く人々がこの足に触れご縁を結ばれています。
年中行事
2月3日 15時〜 | 節分星祭り |
3月春分の日を含む前後三日間 | 春彼岸会 |
8月1日〜8月15日 | 棚行 |
8月17日 15時〜 | お施餓鬼会 |
8月24日及び周辺の土日 | 地蔵盆 |
9月秋分の日を含む前後三日間 | 秋彼岸会 |
12月31日 23時45分〜 | 除夜の鐘 |
毎月17日 夕方 | 観音講 |
近くのおすすめスポット
【高田千本桜】
長谷本寺から徒歩数分のところにある桜の名所です。大中公園周辺や高田川畔約2.5キロにわたって、川面を桜色に染め上げた桜のトンネルが続きます。
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【石園坐多久虫玉神社】
石園坐多久虫玉神社(いわぞのにいますたくむしたま)は高田千本桜から徒歩10分ほどに鎮座する神社で、横大路に沿うように、大神神社を龍の頭、当神社を龍の胴、葛城市の長尾神社を龍の尾とする伝承があることから、通称「竜王宮」として知られています。
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アクセス
<住所> 大和高田市南本町7-17
<電話> 0745-52-1738
<駐車場> 境内に無料駐車場あり(10台ほど)
<HP> https://singon.wixsite.com/hasehon
電車でお越しの場合
近鉄高田市駅より徒歩6分
JR高田駅徒歩より徒歩10分