池坐朝霧黄幡比売神社(池神社)
池坐朝霧黄幡比売神社
田原本町に鎮座する池坐朝霧黄幡比売神社(いけにますあさぎりきはたひめじんじゃ)は通称「池神社」と呼ばれています。御祭神は天万栲幡千幡比売命と菅原道真で、明治初年ごろまでは天満宮と称されていました。秋の例祭に各垣内から5台の山車が出されます。山車は近世の製作で、中国古典などを題材とした彫刻が施されています。
由緒・御祭神
創建年は不明ですが、伝えによると「推古天皇24年(616年)聖徳太子草創の法貴寺伽藍を賜った秦氏が、その祖神守り神として崇敬した古社である」と記載があり、推古天皇24年に秦氏が隣接する法貴寺の創建とともに創建したと考えられます。
その後、天平2年(730年)の『大倭国正税帳』(正倉院文書)に「池神」と記載があり、大同元年(806年)には神封三戸が寄進されています(『新抄格勅符抄』)。平安時代の『延喜式神名帳』にもその名が記載されています。
天慶9年(949年)北野天満宮より菅原道真を勧請し祀った事から「法貴寺天満宮」として信仰されました。近世以降も しかし明治期の神仏分離により法貴寺から池神社が切り離され現在に至ります。
御祭神:天万栲幡千幡比売命・菅原道真
年中行事
1月1日 | 元旦祭 |
旧暦初午の日(2〜3月随時) | 厄除け・寿祭(還暦等) |
2月22日に近い日曜日 14時半〜 | 祈年祭 |
10月例祭前日 15時〜 | 宵宮祭 |
10月19日に近い日曜日 15時〜 | 例祭 |
12月31日 18時〜 | 大祓い |
近くのおすすめスポット
【唐古・鍵遺跡】
唐古・鍵遺跡とは弥生時代の環濠集落遺跡です。約42万㎡(甲子園10個分)という大きな面積を誇ったことや、弥生時代前期から後期まで約700年間もの長い間、途切れずに集落として存在し続けていたことなどが判明しています。現在では一部復元されています。
詳しくはこちら↓↓
【村屋坐弥冨都比売神社】
大神神社の別宮である村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますふつひめ)です。大神神社だけでは片詣りとも言われ、当社も参拝して初めて意味があるとされています。
詳しくはこちら↓↓
【鏡作坐天照御魂神社】
鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにいますあまてるみたま)は通称:鏡作神社と呼ばれ、鏡を御神体として祀られた古社です。鏡の神様としては全国で最も由緒の深い神社とされています。
詳しくはこちら↓↓
アクセス
<住所> 磯城郡田原本町大字法貴寺宮ノ前
<電話> 0744-32-2391
<駐車場> なし
電車でお越しの場合
近鉄石見駅より徒歩20分