當麻の里ぼたん祭り
當麻の里ぼたん祭り
葛城市の當麻寺と石光寺では、例年4月中旬から5月上旬にかけて多くのぼたん・しゃくやくが咲き誇ることで知られています。開花時には「當麻の里ぼたん祭り」として、當麻寺参道および石光寺周辺にぼんぼりが設置され、祭りの雰囲気が演出されます。また期間中、當麻寺・石光寺では行事や特別公開も行われ、牡丹やしゃくやくといったお花以外も楽しむことが出来ます。
期間
日程:4月13日~5月6日
場所:當麻寺、石光寺
當麻寺
【本堂】
本尊・當麻曼荼羅を安置する本堂です。當麻曼荼羅は中将姫が一夜で織り表したという尊い伝説で知られる4m四方の大画幅で、極楽浄土の教えが壮麗に描かれています。原本は奈良国立博物館に、現在は「文亀曼荼羅(重文)」が祀られます。
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【中之坊】
中将姫剃髪の地と伝承され、中将姫の仏法の師である実雅の開基というが、開創の詳しい事情は不明です。吉野町の竹林院、大和郡山市の慈光院と並び大和三庭園の一つとして知られます。
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【西南院】
當麻真人国見が麻呂子親王によって草創された萬法蔵院を、白鳳12年 百済の僧正恵潅を導師に迎え當麻寺として還造した時、坤(裏鬼門)の守の寺院として創建されたのが始まりで、西塔の別当となりました。
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【奥院】
當麻寺最大の塔頭である奥院は、浄土宗総本山知恩院(京都市)の「奥之院」として応安3年(1370年)に建立されました。美しい浄土庭園や當麻寺ゆかりの品を拝見できる宝物館は見応えがあります。
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【護念院】
當麻寺の塔頭寺院の一つで、正式名は「當麻寺紫雲山護念院」と云います。當麻寺本堂の向かって左手に位置します。境内の庭園「双塔園」は牡丹を初め四季折々の花が彩ります。
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【千佛院】
當麻寺の塔頭寺院の一つで阿弥陀如来坐像を本尊とします。千佛院の由来は、千体の仏様を配した厨子の中に、阿弥陀如来が安置されていることによります。本堂前に広がる回遊式特別庭園は牡丹が咲き誇ります。
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石光寺
草創は約1300年前、天智天皇の勅願で建てられ、 役小角の開山と伝えられます。日本最古の白鳳時代の石仏(当時の本尊)と他に瓦や仏せん(せんぶつ)が出土しました。花の寺として知られ、境内には季節ごとに多種多様な花が咲いています。
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期間中の行事
社寺名 | 内容 | 期間 |
4月1日~5月31日 | 過去現在未来三千仏 初公開 | 當麻寺奥院 |
4月13日~15日 | 裏板曼荼羅、板光背 特別拝観 | 當麻寺本堂 |
重要文化財 御影堂特別公開 | 當麻寺奥院 | |
4月13日~5月7日 | 宝物特別公開 | 當麻寺中之坊 |
4月13日~5月20日 | フォトコンテスト | 當麻寺・石光寺 |
4月14日 16時~ | 練り供養会式 | 當麻寺本堂 |
4月16日 14時~ | 當麻寺中之坊 | 當麻寺中之坊 |
4月16日~23日 | NAOKI「祈り」写真展 | 當麻寺奥院 |
4月20日~5月20日 | 日本最古石仏開帳 | 石光寺 |
4月23日 | 岳のぼり | 二上山 |
5月1日 13時~ | 護摩祈祷 | 當麻寺中之坊 |
近くのおすすめスポット
【春木春陽堂】
當麻寺参道にある菓子店「春陽堂」では、毎年ヨモギ摘みの春が来る4~5月のわずか約1ヶ月だけ販売されるヨモギをふんだんに使った「姫餅」が大人気です。「幻のスイーツ」として知られ、販売期間が非常に短いため連日開店前から大行列が出来ており、特に週末は100人以上並ぶこともあります。
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【中将堂本舗】
葛城市に立ち寄った際にぜひお土産にオススメしたいのが中将堂本舗の「中将餅」です。中将堂本舗の中将餅(よもぎ餅)は、当麻の里に昔から伝わる掌大のあんつけ餅を一口の大きさにし、牡丹の花びらを型どったものです。
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【相撲館けはや座】
当店の向かいにある施設です。當麻蹶速を顕彰する目的で平成2年に建てられました。館内には本場所と同サイズの土俵があり、ファン必見の約12000点の所有資料等も展示されています。
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アクセス
【當麻寺】
<住所> 奈良県葛城市當麻1263
<電話> 0745-48-2008
<拝観料> 各堂にて
<駐車場> 民間の駐車場あり
電車をご利用の場合
近鉄南大阪線「当麻寺駅」下車 徒歩にて約15分
JR和歌山線「高田駅」下車 タクシーにて約15分
近鉄大阪線「大和高田駅」下車 タクシーにて約15分
【石光寺】
<住所> 奈良県葛城市染野387
<電話> 0745-48-2031
<拝観時間> 8:30〜17:00(春ぼたん・シャクヤクの季節)
<拝観料> 大人400円 小学生200円
<駐車場> 無料駐車場あり