額安寺



額安寺

大和郡山市にある真言律宗の寺院です。聖徳太子が学問道場として創建したのが始まりとされています。釈尊の祇園精舎に倣って「熊凝の精舎」と名付けられ、山号の由来でもあります。※拝観拒絶の日があるため予約が望ましい

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額安寺

歴史

創建は飛鳥時代(621年)に聖徳太子の建立と伝えられ、大安寺の前身である熊凝精舎跡ともいわれています。奈良時代には大伽藍となりましたが、度重なる戦火で焼失し、本堂を残すのみとなってしまいました。さらに戦国時代には豊臣秀吉の命により塔は四天王寺に移され、明治時代には廃寺寸前になっていました。しかし昭和以降、多くの人の尽力により再興しています。また昭和57年の五輪塔修復工事の際に忍性菩薩骨蔵器他十一点(重文)が出土しています。

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大安寺



仏像

【十一面観音菩薩像】(重要文化財)

本堂中央に安置される本尊・十一面観音菩薩像です。室町中期の作品ではありますが、保存状態が良く、彩色が非常に美しいのが特徴的です。長らく荒廃していた寺院でしたが、長い間秘仏であったことが保存状態の良さの原因とされています。現在は秘仏ではなく常時拝観することができます。

【乾漆虚空蔵菩薩半跏像】(重要文化財)

木心乾漆像 像高:52cm、天平時代

虚空蔵菩薩は、智恵と福を授ける仏様で、額安寺の根本本尊です。日本最古の虚空蔵菩薩像です。鎌倉時代後期(1282)には、損傷が進んだため西大寺の僧・叡尊が補修させ、開眼供養を行ったことが台座に記されています。

かつて虚空蔵堂に安置されていましたが、現在では奈良国立博物館に寄託しています。

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西大寺

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奈良国立博物館



アクセス

<住所>

<電話> 0743-59-1128

<拝観料> 大人400円

<駐車場> 無料駐車場あり

電車・バスをご利用の場合
近鉄 平端駅 徒歩15分



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