節分万灯明(東大寺)
節分万灯明
東大寺では二月堂で節分行事が行われます。特に14時から舞台上からの「豆まき」が大人気で毎年多くの人が訪れています。福豆の他に福鈴もまかれます。しかし節分行事は10時から「還宮」という去年お祀りしたお札やお守り等を火にあげる儀式から始まり、さらに18時には星に「除災与楽」を祈る星供養が行われるなど1日かけて節分行事が行われています。
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令和5年(2023)は内容が変わります。
本年は新型コロナウイルス感染拡大防止につき、例年の二月堂の舞台上、及び特設ステージからの豆まきは行いませんが、14時からの法要終了後に福豆・福鈴の配布を行う予定です。
尚、福豆は二月堂本堂、福鈴は二月堂本堂・二月堂受納所・四月堂にて1月20日よりお求め頂けます。
日程・場所
【日程】2月3日
【時間】10:00〜19:00
【場所】東大寺二月堂
東大寺について
「奈良の大仏さん」と親しまれた盧舎那仏(大仏)を本尊とし、大仏を安置する金堂(大仏殿)は世界最大級の木造建築物として有名です。数々の諸堂が拝観でき、全て回ると半日はかかります。毎年3月に行われる修二会(お水取り)など年間を通じて様々な行事が行われます。
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節分の様子
・古札炊き上げ(遷宮) 10時〜
還宮とは去年お祀りしたお札やお守り等を火にあげる儀式のことです。
10時頃から二月堂東南の飯道神社上の壇で還宮作法が厳修されます。年末から前日までに古くなったお札などを二月堂の受付に持参しておくと、浄火で焚き上げてもらうことができます。
・豆まき 14時〜
二月堂の節分行事のメインイベントがこの豆まきです。本堂内での法要の後、二月堂の舞台の上から豆まきが行われます。その後、二月堂下の法華堂前広場に設置された特設の舞台から参拝の方々のために豆や鈴がまかれ、お参りの方はこの広場で受けることになります。※12時半より広場へ入場可能
・星供養 18時〜
星に「除災与楽」を祈る法会のことをいう。東大寺では毎年二月の節分の日の夕刻、二月堂本堂に万灯明をともし、「星曼荼羅」を掲げてこの修法を勤めます。正月頃から前日までに、二月堂で申し込んでおくと(1口1000円)、この日祈祷したお札を後日送ってもらうことができます。
・万灯明 7時〜21時
夕方より二月堂周辺の石灯籠にも火を入れます。大仏殿参道の鏡池南にある常夜灯から二月堂周辺に至るまで、火をともす石灯籠は135基ほどあり有限な世界が広がります。
万灯明は一口500円で二月堂受納所で受付しています。
近くのおすすめスポット
【法華堂】
三月堂とも呼ばれ、東大寺最古の建造物として有名で国宝に指定されています。創建当初は東大寺の前身である金鐘寺の伽藍の一つであったと考えられ、当時は羂索堂とも呼ばれていました。旧暦の三月に法要があることから三月堂と呼ばれるようになりました。
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【手向山八幡宮】
東大寺の鎮守社として古くより東大寺を守護してきました。特に10月5日に行われる手向山八幡宮の最大の例祭「転害会」は有名です。百人一首では菅原道真が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んでいます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市雑司町406−1
<電話> 0742-22-3386
<拝観時間> 常時可能(堂内不可)
<駐車場> なし
電車をご利用の場合
近鉄奈良駅より徒歩25分