史跡 元興寺 小塔院跡
史跡 元興寺 小塔院跡
あまり知られていない元興寺小塔院です。一般的に元興寺と言えば「元興寺極楽坊」を思われる方が大半だと思いますが、こちらは極楽坊とは別です。さらに元興寺塔跡も近くにあり、こちらも小塔院とは別です。しかしもとを辿れば同じ元興寺であり、創建時の奈良時代には興福寺・東大寺と並ぶほどの寺域を誇っていました(現在のなら町ほぼ全域)が衰退し、現在のように別の寺院として存在するようになりました。
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歴史
小塔院は西小塔院もしくは吉祥堂とも呼ばれ、元興寺金堂(現・奈良町資料館付近)の南西にあり小塔堂が建立されました。小塔院は称徳天皇が百万塔を納めるために建立したとされています。また、元興寺極楽坊にある五重小塔(国宝)はこちらに安置されていました。
現在の本堂は1707年に建立され、堂内には虚空蔵菩薩が安置されています。
1965年には元興寺小塔院跡として史跡に指定されました。
近くのおすすめスポット
【徳融寺】
小塔院近くにある徳融寺は中将姫の父・藤原豊成の邸宅跡に建立された寺院です。境内には中将姫の宝篋印塔、観音堂には子安観音像が安置されます。※拝観は要予約
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【中西与三郎】
創業100年以上のなら町にある和菓子店です。落ち着いた店内では中庭を眺めながら和菓子だけではなくランチもいただけます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市西新屋町44
<拝観料> なし
<駐車場> なし
電車・バスでお越しの場合
近鉄奈良駅より徒歩20分
JR奈良駅、近鉄奈良駅 市内循環バス「北京終町」下車
京終駅から徒歩10分