五重塔(興福寺)
五重塔
五重塔(国宝)
本瓦葺 高さ50.1m 鎌倉時代
阿修羅像と並び興福寺のシンボル的存在なのがこの五重塔です。五重塔は、光明皇后の発願により天平2年(730)に建立されましたが、その後5回の焼失・再建を繰り返し、応永33年(1426)頃に再建され現在に至ります。塔の高さは東寺の五重塔に次ぐ国内で2番目に高い五重塔です。三手先斗栱を用いた古様の建て方ですが、一部では中世的な手法も大胆に使用され、当時の最先端の技術と創建時の技術が絶妙なバランスで合わさった建築方法でもあります。
2022年特別公開
令和4年3月1日~31日まで予定されていた五重塔の特別公開は新型コロナウイルスの影響により延期となっていましたが、秋に公開される運びとなりました。
また五重塔の特別御朱印、切り絵御朱印を参拝者限定で授与していただけます。(特別御朱印:300円、切り絵御朱印:1,000円)
会期:令和4年9月17日(土)~10月16日(日)
拝観時間:9時~16時(最終受付15時45分)
拝観料:大人1,000円、中高生600円、小学生400円
初層の様子
創建時の五重塔各層には水晶小塔と経典が安置され、また初層には四天柱の各方、東・薬師浄土変、南・釈迦浄土変、西・阿弥陀浄土変、北・弥勒浄土変が安置されていました。
現在では、初層に薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像を安置されています。曼荼羅を意識した配置になっており、このような配置をした事例は稀です。
基本的に拝観できない五重塔の初層ですが、ごく稀に特別拝観ができ、直近では2016年の夏・秋に公開されました。
その他主要伽藍
興福寺の主要伽藍は各ページにて紹介しています。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市登大路町48
<電話> 0742-22-7755
<駐車場> 有料駐車場あり
<拝観時間> 9:00〜17:00(受付は16:45まで)
<拝観料>
中金堂 500円
東金堂 300円
国宝館 700円
共通券(東金堂+国宝館)900円
電車をご利用の場合
近鉄奈良駅より徒歩5分
JR奈良駅より徒歩15分