江戸三



江戸三

奈良公園内にある料亭旅館「江戸三」です。明治時代に料亭として営業を始め、名だたる文人・墨客が逗留されていました。志賀直哉が命名した当館の名物料理「若草鍋」は、各地のおいしい素材を一同に集め、その具材を組み合わせた絶品のお鍋です。食事だけでも利用も可能ですので若草鍋はぜひオススメです。

歴史

江戸三の始まりはこの奈良公園ではなく、江戸時代(文化・文政)に大阪西区にあります「江戸堀三丁目」で色々な商売をしていたそうです。その大阪での地名「江戸堀三丁目」から「江戸三」という屋号になりました。

明治40年4月3日、奈良公園の離れで料亭として営業を始め、当時は旅館ではなく料亭としてのスタートでした。

第二次世界大戦の後に旅館としての営業を始め今では奈良を代表する旅館となっています。



お部屋の様子

私がお邪魔したこのお部屋は昭和天皇が利用され、志賀直哉が好んだ「影向の間」でした。室内は純和風の落ち着いた空間です。窓開けると奈良公園の自然やすぐ近くに鹿がいるなど、奈良を満喫するには最高の立地と言えます。

若草鍋

志賀直哉が新緑の若草山に擬え「若草鍋」 と命名したお鍋は当館を代表するメニューです。

若草鍋は山盛りのほうれん草を土台とし、伊勢エビやタイなどの海鮮や野菜、湯葉ほか20種以上の素材を山状に盛り付けしたお鍋です。土鍋は清水焼で特注をし、その上蓋には金沢で金箔を施し、炭を入れる七輪(かんてき)も同じく清水焼で誂えました。

昭和天皇陛下の奈良ご巡幸の際、奈良の名物料理として当館の若草鍋を献上しています。

若草鍋は10月から3月までいただけます。



近くのおすすめスポット

【春日大社】

世界遺産「古都奈良の文化財」の一つであり、 奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願する為に創建され藤原氏の氏神を祀ります。全国に約1000社ある春日神社の総本社であり、主祭神:武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としています。

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【東大寺】

世界遺産として登録されている華厳宗総本山の東大寺です。「奈良の大仏さん」と親しまれた盧舎那仏(大仏)を本尊とし、大仏を安置する金堂(大仏殿)は世界最大級の木造建築物として有名です。他には毎年3月に行われる修二会(お水取り)も有名です。

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【興福寺】

江戸三から数歩数分の所にある興福寺です。世界遺産「古都奈良の文化財」に登録され、有名な阿修羅像や五重塔の他に春秋に公開される北円堂など一年中満喫できる日本を代表する寺院です。

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【奈良国立博物館】

江戸三から歩いて数分の所にある博物館です。正倉院展などで知られ、年間を通じて様々な展示があります。また仏像館も併設され、国宝な重要文化財の仏像を毎日見ることができます。

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奈良国立博物館



営業情報・アクセス

<住所> 奈良県奈良市高畑町1167

<電話> 0742-26-2662

<駐車場> あり

<ホームページ> https://www.edosan.jp/index.html

電車でお越しの場合
近鉄奈良駅より徒歩15分
JR奈良駅より徒歩25分



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