ニホンオオカミの像
ニホンオオカミの像
ニホンオオカミは、明治時代初めまで、本州・四国などに多く生息していましたが、その後急減し、明治38年(1905)に東吉野村で捕らえられた若雄のニホンオオカミが日本で最後の捕獲の記録となりました。
当時この地である鷲家口の宿「芳月楼」で地元の猟師から、イギリスより派遣されていた東亜動物学探検隊員米人マルコム・アンダーソンに8円50銭で買い取られ、現在でも大英博物館の標本となって展示されています。
この標本のには、採集地ニホン・ホンド・ワシカグチと記録され、動物学上の貴重な資料となっています。
かつて台高の山野を咆哮したニホンオオカミの勇姿を、奈良教育大学教授・久保田忠和氏の手により等身大のブロンズ像として昭和62年に完成しました。
その他の見所
【石碑】
「狼は亡び木霊(こだま)ハ存(ながら)ふる 純也」
ニホンオオカミの像の近くに三村純也氏の句碑があります。
【天皇陛下行幸跡】
こちらもニホンオオカミの像のすぐ近くに建っており、昭和28年11月18日に、当時の昭和天皇が旧小川村の植林状況を視察された昭和天皇ご巡幸を記念する碑です。
近くのおすすめスポット
【丹生川上神社(中社)】
東吉野村に鎮座する日本最古の水神を祀る社、丹生川上神社の中社です。丹生川上神社は上社・中社・下社の3社あり、いずれも水神を祀っています。中社では井戸より水が御神水がいただけ、参拝者の多くが汲んでいます。また神武東征の地、吉野離宮の碑があるなど見所たくさんです。
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アクセス
<住所> 奈良県吉野郡東吉野村小川
<電話> 0746-42-0441(東吉野村役場)
<駐車場> 無料駐車場あり(数台)