お水取りの椿菓子
お水取りの椿菓子
3月1日〜14日まで東大寺二月堂で行われる「お水取り(修二会)」にあわせて奈良市内の老舗和菓子店では2月上旬〜3月中旬まで販売される椿を模した季節の生和菓子です。鶴屋徳満が初めて考案した和菓子とされています。椿形の理由として、修二会別火の練行衆が2月23日の「花ごしらえ」の日に作った造花の椿が二月堂本尊十一面観音に捧げて祭壇に飾られていることからです。
また店舗によっては椿以外にもお水取り(修二会)にちなんだ「お松明」「閼伽井」(画像2列目2枚)を模した生和菓子も売られます。
お水取りとは?
3月1日〜14日まで行われる東大寺二月堂の修二会は一般的に「お水取り」と知られ、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚が創始された法要で、現在まで一度も絶やす事なく続いている「不退の行法」とも呼ばれる法要です。修二会の正式名称は「十一面悔過」と言い、私たちが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊、十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔することを意味します。
詳しくはこちら→お水取り(修二会)
各社徹底比較
ここでは各社徹底比較し五段階評価のランキング形式で掲載。食べ比べても良し、毎年違う店で買うも良し、ここの評価を見て買うも良しです。※あくまでも個人の意見です。
第1位【鶴屋徳満(開山良弁椿)】
★★★★★ 価格:540円
見た目、味、質感全てにおいて他社とは一線を画す至高の一品です。甘すぎず、程よいボリューム、花びらの開きかたなど文句なしです。他にもお水取りにちなんだ和菓子もあります。椿菓子は鶴屋徳満が発祥です。
詳しくはこちら→鶴屋徳満
第2位【中西与三郎(南無観椿)】
★★★★☆ 価格:380円
唯一黄身あん・白あんの2種類を提供しています。小ぶりでありながら堂々とした美しさに目を惹かれます。味も主張しすぎない甘さが抹茶との相性抜群です。あなたは2種類どちらを選びますか?
詳しくはこちら→中西与三郎
第3位【とらや(開山椿)】
★★★★☆ 価格:300円
椿菓子の基準点とも言えるオーソドックスな和菓子です。最大の特徴は中の黄味餡。ぎっしりと詰まった餡にリピーターが続出するほどです。他にもお水取りにちなんだ和菓子もあります。
詳しくは→とらや
第4位【千壽庵吉宗(二月堂椿)】
★★★★☆ 価格:432円
他店に比べ花びらが重なった可愛い二月堂椿となっています。これぞ椿菓子という王道を突き進む味です。販売期間が他店に比べて1〜2週間ほど短いため希少性も高い品です。
詳しくはこちら→千壽庵吉宗
第5位【本家竹村(御堂椿)】
第6位【樫舎(良弁椿)】
★★★★☆ 価格:410円
ランキングの中で一番気になる見た目が樫舎の良弁椿ではないでしょうか。芸術性の高い見た目はもちろん、味の特徴として椿菓子は黄味餡がほとんどですが、あえて白餡を使用している点です。
詳しくはこちら→樫舎
第7位【萬林堂(参籠椿)】
★★★☆☆ 価格:260円
最もあっさりした味が最大の特徴です。基本的に抹茶と一緒にいただくことが多いですが、こちらは生菓子だけでもいただける程。甘いのが苦手という人にはオススメです。⚠️参籠椿は予約販売制
詳しくは→萬林堂
第8位【萬々堂通則(糊こぼし)】
★★★☆☆ 価格:400円
こちらも比較的あっさりとした口の中でさっと溶けていく味が特徴的な糊こぼしです。見た目、味ともに他社に比べ絶対的な優位性が見らませんが、裏を返せば「王道の椿菓子」とも言えます。
詳しくはこちら→萬々堂通則
第9位【萬勝堂(修二会の椿)】
★★☆☆☆ 価格:340円
他社に比べ見た目も味もかなりオリジナリティが高い一品です。特徴として中が黄味あんようかんで花びらを表しており、生菓子が苦手の人や子供にオススメです。
詳しくはこちら→萬勝堂
このページも見ています
Submit your review | |