戒壇院千手堂(東大寺)



東大寺千手堂

国宝・四天王像で知られる戒壇堂の西側に、千手堂と呼ばれるお堂があります。その名の通り、千手観音像(重文)を本尊とするお堂ですが、普段から公開されてはいません。

隣の戒壇堂が保存修理及び耐震化工事のため、令和2年7月1日(火)より約3年間拝観受付を一時停止しています。
その期間だけ特別に千手堂が約7年ぶりに一般公開されることになりました。

戒壇堂の修理についてはこちら↓↓

戒壇堂保存修理による拝観停止(東大寺)

歴史

この図は東大寺の戒壇院伽藍絵図(江戸時代)です。戒壇堂を中心とする伽藍で、千手堂は画面中央左上に描かれています。

千手堂は鎌倉時代後期に東大寺の大勧進を任せられた圓照上人は、その任期中、諸堂の造営に力を入れていました。その中の一つが千手堂です。文安3年(1446)に僧坊からの失火で戒壇院の主な伽藍が焼失しましたが、千手堂は免れました。

しかし永禄10年(1567)に三好・松永の兵火により焼失、慶長年間(1596〜1615)に寺僧成秀の尽力により再建されました。

平成10年(1998)に火災により被害を受けるも、平成14年(2002)に被災前の姿に戻り現在に至ります。

※千手堂パンフレットより



堂内の仏像

【千手観音像】

千手観音菩薩立像(重要文化財)鎌倉時代 寄木造

こちらの御本尊は四天王像と共に黒漆塗厨子に納められ、中の須弥壇に安置されています。全身に金泥を塗り華麗な姿が特徴的で、鎌倉時代後期の作とされています。東大寺の千手観音像と言えば、四月堂の千手観音像(現在は東大寺ミュージアムに安置)が有名ですが、全く雰囲気の違う千手観音像です。

【鑑真和尚像】

鑑真和尚坐像(重要文化財)江戸時代

こちらのお堂で本尊と等しく注目される仏像がこの鑑真和尚像です。堂内北側に安置され、享保18年(1733)に戒壇院長老の勧進により唐招提寺開山堂の鑑真和尚像(国宝)を忠実に模刻した仏像です。唐招提寺の鑑真和尚像は乾漆造ですが、こちらは木造です。

毎月6日、千手堂では、鑑真和尚の恩徳を偲び忌日法要を営んでいます。

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唐招提寺



その他伽藍について

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千手堂から徒歩5分の位置に鎮座する八坂神社です。当社は古くより病気平療、健康祈願を聞き届けてくれる神様として信仰を集めています。7月には祇園祭も行われます。

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アクセス

<住所> 奈良県奈良市雑司町406−1 戒壇堂

<拝観時間> 8:30〜16:00

<拝観料> 中学生以上:600円 小学生:300円

<駐車場> コインパーキングを利用



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