開山堂(東大寺)
開山堂
開山良弁(ろうべん)僧正の像を祀るため、良弁堂ともよばれる。内陣中央に八角造の厨子がすえられ、国宝の僧正像が安置されている。良弁が遷化した宝亀4年(773)年から246年後に初めて御忌法要が行われたことから、この堂はその時に創建されたと伝わります。
【公開日】12月16日
良弁僧正
良弁僧正坐像(国宝)
木造 像高92.4cm、製作年代:平安時代
開山堂の本尊で、内陣中央に八角造の厨子が据えられ、国宝の僧正像が安置されています。唐招提寺の鑑真和上像を思わせるようなしっかりした体軀に色彩が多く残っているのが特徴的です。
良弁僧正は、一説には689年、相模国(現:神奈川県)の漆部(ぬりべ)氏の子として生まれ、義淵僧正に師事されたといわれますが、別伝では近江百済氏の出身で幼時に鷲にさらわれ、義淵僧正に育てられたともいわれています。東大寺の前身寺院である金鐘寺に住したのち、東大寺の創建に尽力され、763年に僧正位に昇り、773年閏11月16日に遷化されました。
椿「糊こぼし」
開山堂の椿は「糊こぼし」と呼ばれ、白毫寺「五色椿」・伝香寺「散り椿」と並ぶ奈良三名椿の一つに数えられます。
「糊こぼし」は春をよぶ東大寺二月堂のお水取りの期間中須弥壇の四隅を飾る造花の椿を作る時に糊をこぼしてしまったかのような斑点があるのでそのように呼ばれます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市雑司町407
<電話> 0742-22-5511
<拝観日> 12月16日
<拝観料> 500円
<駐車場> 民間の有料駐車場あり
<HP> http://www.todaiji.or.jp/index.html
自動車をご利用の場合
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
電車・バスをご利用の場合
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
または市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分